ダイヤモンドリリーの咲く頃に [文豪ストレイドッグス] [中島敦]

十一輪目 ページ12

敦side
「ねぇねぇ、敦くん「彼女」って誰なのかい？」


太宰さんが少しにやにや(してる様に見える)聞いてくる


え〜っと、花咲さんは……


「昨日橋で会って友達になった花咲Aさんです」


僕がそう言うと太宰さんはまた一層にやにやして


「あ、てっきり敦くんの彼女ちゃんなのかと思ったよ」


と爆弾発言をしてから


「じゃあ、私が貰っちゃおっかな〜。Aちゃん美人さんだし、心中してく」


変なことを言ったので国木田さんにシバかれた


太宰さんと花咲さんが付き合うところを考えると、胸が痛いし、何か嫌だから


「やめて下さい、花咲さんが覚えちゃいけないものを覚えます」


と言っておいた。いや、本当に合わせたらいけないって



もし、太宰さんと花咲さんが付き合ったら……


「Aちゃん、絞殺しあって心中しないかい！？」


「良いですよ、ところで何を二人で考察するんですか？」


「絞殺と言うのはね………」


「うん、絶対にやばい」 「何がだい？敦くん」

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