【歌い手】歌えないのか【男主】

. 4「気が利く暇人」 ページ5

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『終わったー？俺暇なんだけどぉー』


4人が反省文で忙しい中、俺は4人の周りをちょこちょこと移動して邪魔していた。


今は何とか午前の授業は終わり、
昼ごはん食べながら図書室で反省文。



う「A可愛いけどうるさい！！」

さ「うらさんの声が一番うるさいから…！」

ま「Aそんなに暇なら僕の膝の上来る？」

『こない！』

ま「ブーーーーー…」

そ「そらるさんの膝の上には来るよね」

『こない！』

そ「……」

う「そらるさん撃沈だ」

さ「撃沈だ撃沈だ」

そ「うるさい」


大きなテーブルを囲みながら座る5人。
6つ椅子があるから、
そらる→まふ→うらた→さかた→俺
で座ってる。(左隣がさかた，右隣は誰もいない)


図書室は静かで本ばっかだからムズムズする。……暇だし。

『まふたちにジュース買ってこよっか？』

椅子の上で胡座をかきながら聞いた。


ま「えっ、Aが自分から言うなんて珍しい」

『俺の分のお金は皆が出してね！』

ま「そうきたか…」

う「俺グリーンダカラー」

さ「俺ココアのつめたーいやつ！」

そ「お茶でいいや」

ま「んーー、いちごオレ」


『了解だ』


バッと立ち上がって、皆の飲みたいものを頭の中で繰り返す。

繰り返しながらまふたちに手を出す。


そ「あーはいはい金ね」

さ「細かいのあるかなー」


それぞれが財布を出して、200円程度のお金を置く。

小銭を手の平に置かれると冷たい感覚が伝わって変な感じがする。


『…おつりで俺の分は買えってことね』

う「それでも余るぐらいだから大丈夫っしょ」

『うん、行ってきます』


ビシッと敬礼をして図書室のドアを開ける。


そ「攫われんなよー」

ま「絡まれたらゴミを見るような目ね」

さ「そして早く帰ってきてこの反省文地獄に癒しをくれぇ〜〜」

う「女連れてくんなよ！」


『まとめて了解。じゃあね〜』



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たくさんのお気に入りと評価、順位にコメントありがとうございます！

実は評価の事なんですが、投稿して数秒でイタズラに星１を押されたらしく心配だったんですが今は星９.８になっていてとても嬉しいです(*^^*)

あ、お気に入り作者にしてくれた方もありがとうございます！


これからもどうぞよろしく＜(_ _)＞

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