独占欲３． (ページ29)

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黒田 side

黒田「違うっ…俺のせいじゃない」

『こ、うきくん？』

黒田「俺はなんにも悪くない！」

－全部あんたのせいよ！－

－お前みたいな奴はな、誰も愛さないんだよ－

－お前みたいな不良品はな－

黒田「やめろ！」

『光輝くん！』

黒田「あっ…」

『大丈夫？泣いてるけど』

正気に戻ると

Aが俺の涙を拭いていた

俺はその手をつかみ、キスをした

『本当に平気？』

黒田「ああ…しばらく抱きしめてて」

俺はAが背中に手を回すと

『光輝くんらしくないよ』

黒田「A…好きだよ」

『うん』

黒田「大好きだよ」

『うん』

黒田「大好き……」

『光輝くん？』

元木「おい、光輝…大丈夫か？」

そこに湧がきた

黒田「ああ、平気だよなA」

『えっ…うん』

元木「お前…」

黒田「早く終わらせんぞ

じゃなきゃ、帰れない」

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