独占欲２． (ページ33)

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８３．ページ33

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はぁ…

生徒会を辞めても

クラスの女子は口をきいてくれない

ただ、湧くんだけ

織山先輩が怖いのか

誰も何もしてはこないの幸いだけどね

昼休みはいつも

図書室で過ごす

いつものように音楽を聞きながら本を読んでると

肩に何かが乗っかった

見ると

『うわぁっ！瑞稀先輩！』

瑞稀先輩だった

井上「いいリアクション」

と笑った

『あたし、行きますね』

出て行こうとすると

手を掴まれた

井上「待てよ…話そうぜ

橋本について」

『橋本先輩…について話すことはありません』

井上「拓実から聞いた

あいつだって、本心であんな事言ったとは思えない

混乱」

井上先輩の言葉を遮り

『本心でしたよ……

橋本先輩のあの目……

憎悪の満ちてた

橋本先輩は颯太くんと関係を持とうとした

あたしを憎んでるんだよ」

井上「考えすぎだよ」

『どうでしょうね』

あたしはそう言い残し図書室を出た

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