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ゲーム実況19。 ページ21

それからキヨが

「にかんっていう実況者しってるか?
最近始めたらしいけどまじでおもしれぇぞ。」
って言ったから。


俺はにかんちゃんの沼にハマりだした。


でも、キヨのようにどっぷりと沼にハマることは出来なかった


いつでも俺の頭の片隅にはAちゃんがいた。


おかげで彼女とも別れた。


ファンとして、にかんちゃんが大好きになった。

そして、この間ボイチャしたとき、


話し方、俺の呼び方、全てがAちゃんにそっくりだった。

胸が高鳴った。

Aちゃんと話してるようで。

これで話は終わり。

俺は1年前に撮ったAちゃんとのツーショット写真を眺め、マスクの下で微笑んだ

キヨside
『清川先輩、ゲーム実況やってるんですか』

そうAに言われた時びっくりした。


キ「なんで知ってんの。」


『フジ君とコラボしてたの見てたんで。』


キ「フジのこと知ってんの?」

『平舘君とフジ君と知り合いです


この間清川先輩がサボってる時フジ君が清川先輩を茶化しに来たって言ってました』

キ「は?だーかーらー、熱っぽかったって言ったじゃん!

もしかしてまた店長にサボったって伝えたの?
ちゃんと俺Aに熱だから伝えといてって言ったじゃん!」


『…仕事しましょう』

キ「おい!」


そう言って棚の方へ向かい、商品を並べ始めるA

そんな彼女が俺は大好きだった


あんな感じだけど何気に優しいし、ゲーム実況のことをたまに褒めてくれる

恥ずかしいけど、嬉しい


俺はある日、Aがフジと一緒に帰って顔を赤らめているのを見かけた



こっちには気が付きもせずに




フジが喋るとAが微笑む


そんな様子を見ると俺は異常な程殺意のような、嫉妬のような気持ちがわいてきた


キ「フジと付き合ってんの?」





『いえ、付き合ってないですよ』





キ「じゃあなんであんなに楽しそうにして帰ってたわけ?」




『ほとんど毎日一緒に帰ってますよ』




キ「え?初耳なんですけど」


『だって言ったことありませんし』



キ「……まあ、俺には関係ないか」




『そうですね。あ、お客さんですよ




いらっしゃいませー』




彼女はまたあのお得意の営業スマイルで客を出迎えた




キ「……くそっ」




その次の週、Aはバイトをやめた



そして、俺もやめた

もう実況に力を入れよう

Aを忘れるために

その時、ヒラとコラボをしていたにかんちゃんを知った

俺のAへの恋はこんなもんだったんだ
と思うくらいににかんちゃんに溺れた

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あんこ - ふわわわわ!!めっちゃ素敵です!!楽しく読ませて頂きました!(誰がコメントしてくれるかな…) (2022年10月31日 11時) (レス) id: 028224ae09 (このIDを非表示/違反報告)
あじゅらん。(プロフ) - 咲さん» そのような言葉が何よりうれしいです! (2019年9月8日 17時) (レス) id: 4a8bec4bcc (このIDを非表示/違反報告)
- すごく感動しました。素敵な小説をありがとうございます。 (2019年4月6日 0時) (レス) id: 3d28a608e8 (このIDを非表示/違反報告)
ももか - あじゅらん。さん» ありがとうございます!!!! (2019年3月29日 19時) (レス) id: 1a8c0d49de (このIDを非表示/違反報告)
あじゅらん。(プロフ) - ぽる。さん» こちらこそ、ぽる。様には毎回コメントを返していただいてとてもうれしく感じておりました。そして、最後までこの小説をご愛読いただき、ありがとうございました。 (2019年3月29日 9時) (レス) id: 4a8bec4bcc (このIDを非表示/違反報告)

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作者ホームページ:消えます  作成日時:2018年9月18日 20時

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