◆醜悪な豚 ページ4
✤
「くっ…。こいつ…」
「ハウレス、落ち着いて。
キミまで挑発にのってはいけないよ」
「あぁ…わかってる…」
ラトくんのその態度にハウレスさんも堪忍袋の緒が切れそうになるが、
フェネスさんが宥めてくれたお陰で少しは我に返ったと思う。
だが、舞踏会で殴り合いとか起こったら
それこそ洒落にならないので何かやれることはあるかと考えていた。
「ラト！なんでキミがここに？」
「おや？フルーレも来てたんだね？」
ここで救世主。
同じ地下の執事部屋で一緒のフルーレくんが来てくれたのだ。
「来ちゃダメだってあれほど忠告されただろう？
なんで来たんだよ」
「フルーレまでそんな悲しいこと言わないでくれよ。
私だけ仲間はずれは寂しいじゃないか」
「いつも仲間はずれにされるようなことしてるからだろ？」
肩をすくめて寂しそうに眉を下げて瞳を閉じるラトくんだが
フルーレくんはジト目で彼を見つめながら正論を言う。
「はぁ…。フルーレ…。
せっかく同じ部屋の同居人なのに、
そんなに冷たいこと言わなくてもいいじゃないか。
私をこれ以上傷つけるのはやめてくれ。
こう見えても繊細なんだよ？」
「はっ…よく言うよ。
人の意見なんて全然気にしてないくせに」
「お、おい！執事ども！
ワシを無視するんじゃない！」
ラトくんとフルーレくんが話をしていると、
無視をされた貴族様は大声で怒鳴りかけてきて、
それに気付いたラトくんは溜め息を吐いた。
「もぉ…豚さんもしつこいですね。」
「誰が豚だ！さっきからワシを馬鹿にしよって…！」
また2人が言い合いになろうとしていると、
俺の隣に誰か来たのを感じて隣を見ると、
そこには追い出されたロノくんがいた。
「おいおい…会場の中がやけに騒がしいと思ったら…。
こりゃ、いったいどういう状況だ？」
「ロノさん！
実はラトさんが貴族の方と揉めちゃって…」
「ラトさんがここに！？
それ、かなりマズイじゃねぇか」
ムーちゃんが事情を話すとロノくんは驚いて
青ざめた表情でラトくんを見る。
というか、ロノくんやバスティンくんが外にいたけど、
ラトくんどうやって入ってきたんだろう。
『そうなんだよ〜。俺手塞がってるから行けないし〜』
いや、もしハンバーグが手元になくても
俺ではラトくんを止められないわ。
結果、変わらないということだ。
「だれか、彼を止められる人は…」
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はまち(プロフ) - バナナリンゴさん» 大変申し訳ありません。了解いたしました。 (2022年3月22日 23時) (
レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
バナナリンゴ - はまちさん» はい！それで全然大丈夫ですよ！第三章の更新頑張ってください！出来ればラトくんに見付けてほしいです！これからも頑張ってください！ (2022年3月22日 16時) (レス) id: 8be8dbacef (このIDを非表示/違反報告)
はまち(プロフ) - バナナリンゴさん» コメントありがとうございます。リクエストも承りました。リクエストをくれて大変申し訳ないのですが、第三章後に執筆しても宜しかったでしょうか？もし宜しければ悪魔執事の誰に発見されて欲しいという希望はありますか？受けた側がこんなことを言ってごめんなさい。 (2022年3月22日 12時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
バナナリンゴ - はじめましてこの小説が大好きです！リクエストも出来ると書いてあったのでリクエストです！主人公くんが無自覚で風邪を引いてしまい探検しているときに雨降って風邪が悪化して森で倒れているところに悪魔執事に発見されるというシチュをやって欲しいです！ (2022年3月22日 1時) (レス) id: 8b569265bb (このIDを非表示/違反報告)
はまち(プロフ) - 瑠姫さん» ありがとうございます。主くんの可愛さを届けられたら幸いです。体調のことも気遣ってくれて申し訳ないやら嬉しいやらでいっぱいです。第二弾でもよろしくおねがいします。 (2022年3月18日 22時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はまち x他1人 | 作成日時：2022年3月17日 23時
