５２話 ページ6
ちょ、非常にマズい！
私がシャオロン隊長とわちゃわちゃしている時もここで寝ていたって事だよね？！
え？めっちゃマズくない？！それ。
『み、見なかったことに…』
tn「さっきから何ぶつぶつ言ってんねや…」
『っ！？』
そっとカーテンを閉めて離れようとしたらその悩みの原因から声をかけられた。
セレモニーでは眼鏡をかけていてあまり良く見えなかったが、今は外されており綺麗な黒色の瞳をこちらに向け私を見ていた。
あ、よく見ると目の下の隈が酷い…。
セレモニーで見た時よりもやつれている様に見えるのは気のせいだろうか？
顔色も良くない…ちゃんと栄養ある食事を食べているのか？
幹部だしご飯を食べてないって事はないと思うんだけど…
『あ、あの…睡眠の邪魔をしてしまい、すみません…！』
tn「…あぁ、ええよ別に。仕事上どうしても眠りが浅いからちょっとの物音でも起きてしまうねん」
『そ、そう…ですか…』
って事は私が上げた叫び声や、隊長の大きな声で起きてしまっていたはずだ。
とても申し訳ないことをしている、いや、既にこうやって睡眠時間を私と言う名も無い兵士と話すのに時間を費やしている時点で非常に迷惑なんじゃっ？！
tn「はぁ、30分…よう寝たわ」
『えっ、そ、そんだけで良いんですか？！』
tn「書類が溜まっとんねん。日中の書類も終わってへんし、アイツら期限守らへんから俺が代わりにやっとんねや」
『それは、大変ですね…』
上半身を起こし、大きな伸びをする書記長様。
その表情は想像もつかないぐらいフニャッとしている
ちゃんと顔を見たのは初めてだが改めて思う
幹部は何故こうも顔が整っているのだろう…
やつれて隈が酷いというハンデを負ってもそこら辺の兵士より数百倍もイケメンである、本当に私と同じ人間なのだろうか？
『水いりますか？』
tn「ああ悪い、気ぃ効くな」
寝たから喉渇いているかな？、と思って聞いたことなんだが褒められると嬉しい気分である
完備されている給水機から(勝手に)水を汲み書記長様へ渡す。
tn「ありがとうな、ぺ神」
『いえ、……んっ？！』
水を勢い良く飲み干す書記長様。
この人もしかして寝ぼけているのだろうか？今明らかに「ぺ神」って聞こえたんだけれども？
『あ、あの…』
tn「どしたん？」
私の反応に怪訝に思った彼は眉を寄せ、側にあった眼鏡をかける
途端目を見開き声をあげた
tn「っ？！お、お前誰や！！」
ああ、やっぱり。
見えてなかっただけかぁい！！
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アリウサパン?(プロフ) - コメント失礼します！「しない」でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (
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青葉２号(プロフ) - コメント失礼します！悩みましたが、『する』に一票入れさせていただきます！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 5284f259f4 (このIDを非表示/違反報告)
明莉(プロフ) - コメント失礼します！しない！でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 97974cb528 (このIDを非表示/違反報告)
きずな(プロフ) - コメント失礼します。しない一択で！ (2020年8月3日 0時) (レス) id: 9903ddc09e (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - コメント失礼します。「しない」で投票させていただきます。 (2020年8月3日 0時) (レス) id: 6e4881c6a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にろ。 | 作成日時：2020年7月22日 3時
