８４話 ページ38
それから私は訓練を受けながら医務室へ通う日々が続いた。
心が弱くて恐怖に耐えるということが出来なかったがそれも最初の数日だけ。
人間、日数さえ積めば嫌でも慣れてくるものだ
sn「うん、今日も安定してるな。」
『はい、だいぶ一人で抑えれるほどにはなったと思います』
sn「ええやん、その調子で頑張ってな」
私が殺気に当てられて以降、大先生達ははよく食堂で声をかけてくれるがゾム様の姿は見なくなった。
隊長曰く、元気なのだそうだが私にゾム様を合わせたくないそう。
ゾム様も私に会いたいくない、と言っているらしい
そこまで言われると普通に悲しくなる。
せっかく少し仲良くなれたのに残念だ…
焼肉の件も謝りたいし、少しお話ししたいのになぁ…。
sn「なんだか浮かない顔してるやん」
『あー、えぇ…ちょっと』
sn「どしたん、なんかあったんか？」
カウンセリング中なのに考え事をしてしまった。
ぺ神様は気にしていない様子で私の顔を伺っている
ぺ神様には話していいことだろうか？
話したら隊長みたいに反対するかもしれない。
それでも私の中でぺ神様ならきっといい案をくれるはずだ、と期待してしまっていた
『…ゾム様のことを、考えていました』
sn「！、あー…なるほど」
『あれ以降、隊長が過保護になってしまって…』
どこへ行くのも毎回ついてくる
大先生達と楽しく話しているだけなのに、急に間に割り込み私を彼らから引き離そうとする。
隊長は私のお父さんかッ！！ってほどにしつこく。
そんな日がずっとここ最近続いてうんざりしていた
sn「…まぁ、シャオちゃんの気持ちわからなんくもないわ」
『えぇ？！』
sn「だって、半分は自分がゾムに喧嘩吹っかけたからこんな事態になってんやんか。重く受け止めへん方がおかしいと思うで」
『…だからって、ちょっと過保護すぎますよ…』
最近なんて同僚から「隊長とデキてんのか」とまで言われてしまった。
へんな噂が立ったら隊長にも迷惑かかるし、アル兄さんが黙っていない…面倒なことは増やしたくない
sn「まぁ、多めに見たってや」
『うぇー…はぁい』
困った顔で笑うぺ神様。
その表情は少し楽しんでいるように見えた
『ゾム様ともお話ししたいのに…』
sn「え、マジで？」
『はい…、ずっと探してるんですけど避けられてるのか姿が見えなくて…』
sn「あー、シャオちゃんから聞いてへんの？」
『？』
sn「ゾム、二週間前ぐらいから単独で任務行ってんで」
いや、初耳なんですがっ？！
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アリウサパン?(プロフ) - コメント失礼します！「しない」でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (
レス) id: 870c94650e (このIDを非表示/違反報告)
青葉２号(プロフ) - コメント失礼します！悩みましたが、『する』に一票入れさせていただきます！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 5284f259f4 (このIDを非表示/違反報告)
明莉(プロフ) - コメント失礼します！しない！でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 97974cb528 (このIDを非表示/違反報告)
きずな(プロフ) - コメント失礼します。しない一択で！ (2020年8月3日 0時) (レス) id: 9903ddc09e (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - コメント失礼します。「しない」で投票させていただきます。 (2020年8月3日 0時) (レス) id: 6e4881c6a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にろ。 | 作成日時：2020年7月22日 3時
