６９話 ページ23
zm「え、な、なんで？」
『あの時、ゾム様は私を兄さんから庇って下さったのに、私はお礼も感謝も言えなかったから』
それに、あんな沢山いる前で庇ってくれたのに結局アル兄さんを選んでしまった。
あの判断は間違ってはいなかったが、もう少し考えてから行動するべきだった…
『だから、あの時はすみません…。それと、助けて下さってありがとうございました』
zm「はぇ？！ちょ、や、やめぇや！」
深く深く、反省と感謝の意を込め頭を下げた。
ゾム様は焦ってもういいから、と私の肩を掴んで騒いでいる
『本当はもっとすぐお礼を言いたかったんです。私が失礼なことをしたのに、ゾム様からあの話題を振って頂かないと謝罪もできないなんて…情けないです…』
zm「ま、まぁ気にしてへんし、別にそういう意味で話振ったんちゃうから」
『でも、本当に…あの時庇って下さらなかったら、ヤバかったかもです…えへへ』
今年入った新人が一つの軍団を総括している副隊長に抵抗できる筈がなかった。
もし、本当にあの時来てくれなかったら、どうなっていただろうか…そう考えるだけでゾッとする
『お話を戻しますと、大丈夫でしたよ！でも、やはり兄さんを説得させることができないと言いますか…』
zm「説得？そういえばなんかアイツ、兄妹喧嘩とか言ってたけどなんかあったんか？」
『ええ、ちょっと…』
あの食堂の件以降、たまに兄さんとお昼を共にすることもあるが未だにダメ、の一点張りだ。
Aは強くない。Aは女の子なんだから。と全然聞く耳を持ってくれないのである
だから、移動までの期間になんとかナイフだけでも極めて自分一人で男性相手に戦えるということを証明したく頑張ってはいるのだが、上手くいっていないというのが現状だ
zm「それは、俺には言えんことか？」
『…え？』
zm「い、いやッ！別に深い意味はなくってな？！その、ほら、幹部やん？俺。だ、だから俺やったらなんか役に立てるかなって」
『！、ゾム様』
驚いた…、ゾム様がこんなことを言い出してくれるなんて。
だって大先生やロボロさんとはある程度良好な関係を築けていたし、性格的に面倒見の良さげな彼らなら可能性は重々にあった。
でも、ゾム様とは親しいどころか、この前のラーメンの件で怒鳴られているわけであってゾム様からしたら私の評価はたいして高くなかった筈だからだ。
それになんだかあまり他人に興味なさそう…
zm「む、無理にとは言ってへんからな」
『…はい、』
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アリウサパン?(プロフ) - コメント失礼します！「しない」でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (
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青葉２号(プロフ) - コメント失礼します！悩みましたが、『する』に一票入れさせていただきます！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 5284f259f4 (このIDを非表示/違反報告)
明莉(プロフ) - コメント失礼します！しない！でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 97974cb528 (このIDを非表示/違反報告)
きずな(プロフ) - コメント失礼します。しない一択で！ (2020年8月3日 0時) (レス) id: 9903ddc09e (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - コメント失礼します。「しない」で投票させていただきます。 (2020年8月3日 0時) (レス) id: 6e4881c6a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にろ。 | 作成日時：2020年7月22日 3時
