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47話 ページ50

-rbr side-


席に戻るとゾムは先に一人で黙々と大漁の飯を食っていた
Aちゃんと食べた時はホンマ何事かと思ったけど元に戻ってよかったわ…これでこそゾムやな。

俺も席ついてラーメンを啜ろうとした時、ブワァッとした嫌な空気が背中を襲い、大先生もゾムも気づいた様で背後を一点に見つめている


zm「……!」
ut「ゾム?!」
rb「どこいくねん!」


どうせ兵士同士の喧嘩やろ…と放っておこうとした時、座っていたゾムが急に立ち上がりその殺気が出てる方へ全力で走り出す
あんな全力で走って行ったゾムを放っておく事も出来ず遅れて大先生と後を追いかけると驚いた。


zm「こんな場所で副隊長さんが殺気だして、何やってん?」
rb「!!」


ゾムがAちゃんを背中に隠し、目の前の人物に対して同等の殺気を放っとった
目の前の人物とはAちゃんの兄貴、アルデルト副隊長。


zm「妹に容赦無く殺気放つ兄貴とか、お前最低やな」
ar「ゾム隊長には関係ないことじゃないですか?ただの兄妹喧嘩みたいなものですよ」


クスクスと笑う兄貴の笑みは怖いほど冷たい。
これの何処が兄妹喧嘩やねん!Aちゃん完全に怯えてるやんけ!

それはそうと、とゾムをみる
お前、Aちゃんは妹ちゃうんやろ?なんでそんな守る必要あんねや

流石に険悪な空気に割って入ろうかとしたが大先生に止められた。


ut「これはゾムだけ行くべきや」
rb「!…そう、やな」


ゾムを見る大先生の瞳は強かった。
ゾム相手に全然怯んでいない奴が徐々に殺気を上げていくと対抗して守る様にゾムも殺気をあげて食堂は酷く重重いし空気になる


rb「ゾム…」


おいおい、いくら妹に似てるからってマジになり過ぎちゃうか!?
俺らぐらいじゃないと耐えられへんぞ!

案の定、周りの兵士は真っ青な顔で腰を抜かしている
ほら、言わんこっちゃない。


『ゾ、ゾム様!私の兄が御無礼をっ!』


ゾムと奴の煽り合戦になり、Aちゃんが震えた弱々しい声でゾムへ兄の言葉に謝罪する


zm「Aは黙っとき、まだ震えてるやろ」
rb「!」


ゾムの言動と行動に驚いた。
まさかあのゾムがあんな優しい穏やかな口調ではなすなんて…
十数年関わってきたけどこんなゾム初めてやぞ?!あんな声出せんのかよ!

口ではもう良いと言ってたけどホンマは全然良くないんやんけ…
ああやって見るとホンマの兄妹にしか見えんわ、マジで。



信じたいんやろ?可能性を…。
なぁ、ゾム…まだ諦めてへんねやろ…?

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すみれいん(プロフ) - にろ。さん» もうrbrのそのPCで主の過去を調べてもう全てを解き明かしてくれよぉぉぉともうハラハラですよ! (2020年7月23日 18時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ひひゃは - うぃ↑ああ↓(下に同じく) (2020年7月21日 20時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
アズライト@pitter - ぅ…うぇああああああああああああああああ!(下に同じく) (2020年7月21日 20時) (レス) id: 398b65f064 (このIDを非表示/違反報告)
- ……うわわわわワァァァァーー(謎のノリに乗りたかった。) (2020年7月21日 16時) (レス) id: ce94435e90 (このIDを非表示/違反報告)
クラロピ - わぁーお(ポカーン) (2020年7月21日 12時) (レス) id: 6ed93c7e9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にろ。 | 作成日時:2020年7月15日 1時

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