お前らいい加減にせえよ。

❤︎ ページ8

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『重ｯｯ…！！』


買いすぎた。
いろいろ食材が足りなかったしお菓子も買いたかったし。



角「ん、持ってあげる」


隣に歩いているあの倫太郎が自ら持ってあげようか？なんて…

明日は槍でも降るのかなあ？？((


『君にしては珍しいね、ありがと…、？』


……ん？



『ん？え、持つってそういう感じ？？』


角「さっきよりは軽いでしょ、」


と恋人みたいに一つの袋を二人で持ってます。

おっと左前方から同じ学校の人が！！

倫太郎は顔がいいため多少は人気なのだ。(推測)
万が一こんなとこ同じ学校の人に見られたら私の学校生活が終わってしまう。


『やばいってｯｯ…！！』


角「急に何ｯｯ…！？」



咄嗟に倫太郎を引っ張って近くの電信柱に隠れた。



『同じ学校の人いるんだってば！！じっとしてて』



角「今下校時間だし当たり前じゃん」



『違ぇよ！！この状況がヤバいんだっ…て…の…』


角「えーどんな状況？？」


左前方からきてた同じ学校の人が通り過ぎて
行ったのを見送りバｯｯと前へ向き直ると何故か壁ドンされている状況だった。



角「なーに照れてんの」


『いや、照れてないし』


…嘘である。

目の前に顔がいいと言われているやつに壁ドンされて
照れない奴なんてそういないだろう。



『からかうな！！って…え、』


角「……うーわやっちゃった」


袋が破けて中身が全部出た。


詰め込みすぎたのも原因の一つ。
二人して下に落ちた物を鞄に入れ入りきれなかった物は手で持ってく。


……家まであと徒歩10分。



『重いよねほんとごめん…じゃあ行くわよ』


角「このくらい全然いいよ。Aより軽いしさ？」

『散れ』


角名の寮と私の家はまぁ…近いのか遠いのか分からない
微妙な距離にある。


角「それにしてもさ…お菓子多くね」


『え？そう？？』


角「太りたいんだね。Aの意思はよーく分かった…」


『黙れごら』


少し前に立つ倫太郎の腰を思いっきり蹴ってやった。


…が綺麗に避けられて今度こそ転けた。


角「ふはっ、ダサ」



『倫太郎！！！！』


笑ってないで助けろや！！

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