フィッシャーズとの奇跡の出会いPart 2

67.プロポーズ ページ22

〜外〜





それからシルクと2人で近くの海に来た





『夕方の海は綺麗だね』




シ「最後に話した時もこんな感じだったよな」




『そーだったね』





どこか違うとすれば手を繋いでないくらい





シ「全然変わってねーなお前」




『いや、シルクもだよ？w』




シ「Aから見たら誰が1番変わった？」




『そりゃだほでしょw』




シ「あー！w」




『体大きくなりすぎw昔は割とかっこよかったのに』




シ「お前だほかっこいいと思ってたの！？」




『松坂桃李に似てるとか言われてたよねw』




シ「今ではとにかく明るい安村さんとか言われてるけどなw」




『時の流れって怖いねー…w』




シ「…俺の気持ちは変わらなかったけどな」




『ん？』




シ「はじめくんとの話聞いてたかもしれないけど俺はお前と別れたつもりはないし、さっき話した通りどんなに綺麗なYouTuberさんに会っても社員さんに会っても、正直お前にはかなわないと思ってる。」




『…』




シ「お前がどう思ってるかは分からないけど、もしまだ俺のことが好きで昔みたいに俺と一緒にいたいとか思っててくれてるなら…俺と結婚してほしい」




『！？』




シ「こんな俺だけど、お前と再会した時恥かかねーようにすげー努力してきたつもりだしやれることはやってきたと思う。俺が出来ることはもうプロポーズするだけ。ずっとそう思ってた」




『…』




シ「もしOKしてくれるなら俺はまたさらに努力できる。お前を幸せにするために」




『…シルクはたくさん努力して…すっごく有名になったし本当にすごいけど…私はたくさん努力したつもりでも昔と全然変わってないし、弱いしダメ人間だしネガティブだし…迷惑かけることばっかだよ』




シ「すげー有名になれてるかもしれねーけどそれはAも同じだし、俺らだって中身は昔と何も変わってねー糞ガキだし。Aが弱っちくてネガティブで迷惑ばっかかけてくんのなんて昔から知ってんだよ」




『…』




シ「今更そんなこと言われたって分かってる。それが嫌なら昔から一緒にいねーし付き合ってねーよ。迷惑かけたっていいだろ。A1人で抱え込むくらいなら俺がめんどくさいほうがまし。俺がぜってー幸せにしてやるから、結婚しよう」





涙が止まらなかった



私のことをまだ好きでいてくれてること
結婚したいと思ってくれてること


全部嬉しくて、涙をこぼしながら全力の笑顔で言った。





『よろしくお願いします』

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