第5話 ページ5
長次「...まずは本の整理をしよう」
『うん!』
私はみんなと一緒に返却された本を陳列していく。
しかし上の方がどうにも届かない。
勘兵衛「ふふ、大丈夫か?まだ3年生、今からが伸び時だ」
そういうと若王寺先輩は背伸びをする私の後ろから本を並べてくれる。
『あっ、ありがとうございます』
雷蔵「さすが若王寺先輩、かっこいいです!」
長次「もそ」
男装している私だが、所詮中身の性別に変化は無い。なれない行為に少しドキッとする。
そんなことを考えていると、図書室の入り口側からバコッと妙な音がなる。
若王寺「なっ、扉が壊された!?」
『だれがこんなこと...』
男「忍術学園のガキどもはいるかぁ?お、カワイー少年?もいるじゃん」
そう言って男が私の方へ近づき、持ち上げようとする
若王寺「なっ、やめろ!」
若王寺先輩が止めようとしてくれているが、取り巻きの男達の相手で精一杯のようだ。
『やめてくださいっ』
私は男の手を薙ぎ払おうとしたが、その行動はより男を煽ってしまったようだ。1人で生活していた頃にある程度の護身術は身につけたが、相手はプロの忍者らしく抵抗できない。
男「あ?ナメてんのか?」
グサッ
『いっ...』
怒りのままに男は私の脇腹を刺した
長次「Aっ」
私は意識を失った
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作者名:。 | 作成日時:2025年8月11日 1時


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