44話 ページ47
数馬「ってそうじゃないでしょ!?春華は断らなかったの?」
「う、うん…聞かれたけど普通にやりますって…」
三之助「そのまま答えたんだ」
左門「春華らしいな!」
「だ、だって断りにくかったんだもん…先輩達が頑張って訓練してるのに私が拒否したら…って思ったら何か…」
初めて見た先輩達の姿、いつもは優しくて頼りになるって感じなんだけどあの時はいつもと違い真剣でプロの忍者に成る為に頑張れるって想いが凄く伝わってきて
「私にも何か手伝えないかなって思ったらもう答えてて、だからっ」
作兵衛「いや春華の気持ちも分るけど…」
藤内「いくら何でも危険と言うか…」
三之助「でもさ、こーゆー時の春華って思ってるより度胸あるし腹くくれば強いって感じするよね」
孫兵「うん、だから作兵衛達もそんなに心配しなくても良いと思うよ?」
左門「春華なら大丈夫だ!なっ!」
それを聞き心配組三人は顔を見合わせ渋々と頷きを見せる
その後は皆も明日は早いという事で解散し春華は自室にいた
(明日の準備っと、包帯に傷薬…後は苦無とか?)
そう言えば何を持っていけばいいか先生に聞けば良かったと後悔してる
「と、取り敢えず役に立ちそうで手軽な物を持っていこう」
火器類は使用禁止って言ってたから、粉とか塗り薬は平気だよね?じゃあこれとこれとあれと…
「ってもう寝なきゃ!」
私は急いで寝る準備をして布団に寝転がる
「…」
横になり明日のことを考える
ざっと説明は聞いたけど未だに想像が出来ない
朱音ちゃんに話したら「なんだ、唯の取り合いじゃん」って言ってたけどそうなのかな?
それはそれで恥ずかしいけど…
でも、先輩達の実技訓練なんてそうそう見れないよね?ならよく見て置かなきゃ、盗める所があったら盗んで成長しなきゃ
そう思ったら緊張なんてどっか行ってしまい体の力が上手い具合に抜け眠気が襲ってきた
(…寝よ…)
私は静かに目を閉じた
そして、次の日
数馬「本当に気をつけてよ?」
作兵衛「怪我だけはするなよ?」
「分かってる笑 作兵衛達も気を付けて帰ってね」
藤内「ほら、そろそろ行くぞ」
孫兵「春華、また休み明けね」
三之助「じゃあね」
左門「ご飯はちゃんと食べるんだぞ!」
「はいはい笑 それじゃあね」
朝ご飯を食べ終わり家に帰る数馬達を見送り私は学園に残る
「ふぅ…今日は曇りか…」
暑くもなく丁度いい気温だ
「さてと、確か集合場所は裏山だったよね?」
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雪華(プロフ) - ゆっちさん…コメント有難うございます!頑張りたいと思います笑 (2019年9月19日 17時) (レス) id: 917edc326a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 今日は!作品毎日楽しみにしてます!更新頑張ってください!私も小説3作品書いているのでもし良ければ見に来てください! (2019年9月19日 12時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪華 | 作成日時:2019年7月17日 16時