29話 ページ32
「………」
雑渡「……」
「えっと…何か御用ですか？雑渡昆奈門さん」
雑渡「いや別に？偶々通りかかったから寄ってみただけだよ？今は君だけかい？」
「はい…他の皆は山に薬草取りに行ってます、私は留守番で…」
私は今保健室に居ます…曲者と呼ばれてる雑渡昆奈門さんと一緒に(一緒なのは突っ込まないで下さい…)
雑渡さんは時折忍術学園に足を運んでは保健室にやってくる
来ては何かトラブルを起こす…とかもなく雑渡さん曰く
雑渡『おじさん疲れちゃって癒しが欲しいんだよね』
らしいんです汗
「…あの、雑渡さ「昆奈門」へ？」
雑渡「昆奈門って呼んでよ春華ちゃん」
(まさかの名前呼び！？)「え、でもそれは流石に…汗)
雑渡「伊作君も他の良い子達は名前呼びなのに春華ちゃんだけだよ苗字呼びは」
「…えっと…汗」
雑渡「おじさん、名前呼んでくれたら仕事頑張れるんだけどなぁ？」
なんですかそのおねだりは…じーっと見つめてくる雑渡さん
私は少し戸惑いながら
「…昆奈門さん…で、良いですか？」
と軽く呼ぶと嬉しそうに頷いてくれた
「それで、ざっ…昆奈門さんは何でいつも保健室に来るんですか？来ても何も無いですよ？」
雑渡「んー？だから別に要件はないよ、疲れた時に此処に来ると癒されるんだよね、だからつい来ちゃうの」
「そ、そうですか…」
そんな風に言われるとは思ってなかったので返事に困る…いや聞いたのは私なんだけど
「それじゃあ左腕の怪我、手当しますよ？」
と救急箱から包帯を用意しながら言うと少し目を細めながら
雑渡「気付いていたのかい？」
「まぁ少し見えちゃったので、腕、出して下さい」
雑渡「こんなのかすり傷だから「ダメです」ん〜、舐めとけば「もっとダメです、ほら早く出して下さい」…はい」
私の粘り勝ちということで昆奈門さんは大人しく腕を出してくれた
(ほんとにかすり傷だ、じゃあ包帯じゃなくて消毒液で軽く拭いて…)「少し染みますね」
と消毒液で濡らした布でぽんぽんと軽く濡らして小さめの布で傷を覆い軽く包帯で止める
「キツくないですか？」
雑渡「うん、大丈夫だよ」
「良かった、はい、終わりました」
雑渡「ありがとう、相変わらず手際の良い動作だね」
「慣れてるので笑 …」
雑渡「どうかしたの？」
「あ、いえ…昆奈門さんみたいな人でも怪我、するんだなと思って…ぇあ、変な意味じゃなくて！」
変な誤解をされないよう慌てて撤回したが
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雪華(プロフ) - ゆっちさん…コメント有難うございます！頑張りたいと思います笑 (2019年9月19日 17時) (
レス) id: 917edc326a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 今日は！作品毎日楽しみにしてます！更新頑張ってください！私も小説３作品書いているのでもし良ければ見に来てください！ (2019年9月19日 12時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2019年7月17日 16時
