22話 ページ23
放課後になり場所はこの間と同じ裏裏山だった
シナ先生「今回の補習は前回と違いペアで夕方までに学園に戻ってくる事、スタートは3分ごとに出発してもらいます、3組全てがスタートしたら先生は学園に戻っているのでちゃんと二人で協力するように」
私は隣にいる朱音ちゃんを少しだけ横目で見る
朱音「…何？」
「な、何も…」
朱音「言っておくけどアンタと一緒にゴールする気なんて無いから」
「で、でも先生が「そんなの関係ない」っ…」
シナ先生「三組め！スタート！」
先生の合図と同時に朱音ちゃんは走って行ってしまった、私は慌てて後を追いかける
「待って！朱音ちゃん！ねぇってば！」
朱音「・・・」
私の声には全く反応無しでスタスタと先へ進んでしまう
私は追いつこうと朱音ちゃん腕を掴んだ
「ちょっと待って…「触んないで！」っ、じゃあ話くらい聞いてよ！」
朱音「なんで私がアンタの話なんか聞かなきゃいけないの！？私一人で学園に戻るから付いてこないで！」
と言ってまた歩きだそうとした
流石に我慢が出来なかったので思わず大きな声で
「そんなのだから私の事抜けないんだよ！」
するとピタリと足を止め私を睨みつける
「私知ってるよ、朱音ちゃんが私の事嫌いな理由、この間も言ってたのもあるけど勉学で私に勝てないからでしょ？どんなに私より体力に自信があって手裏剣や忍術で上にいても勉学じゃ私の方が上だから嫌なんでしょ？」
朱音「…だったら何？今更自慢してくるとか超ウザイんだけど？私だって頑張ってるわよ！将来有望なくノ一になるって決めてるのに！何で！何であんたなんかにっっ！！！」
今までの感情が爆発したかのように怒鳴り散らす朱音ちゃん
こんな朱音ちゃんを見たのは初めてで体が緊張してるが落ち着いてゆっくりと思ってる事を口に出す
「私…朱音ちゃんに自分の方が勝ってるなんて1度も思った事ないよ…私は朱音ちゃん見たいにハッキリと物事なんて言えないし、人見知りだし、弱音なんてすぐ吐くし…勉学はその…知らない事を知るのは好きだから本とか結構読んじゃうんだけど…これみて？」
私は手に持ってた風呂敷からあの２つの薬草を取り出した
「これね、凄く似てる薬草なの、唯一の違いが花が咲くか咲かないか、その違いだけ」
前にも説明した通り花が咲く方は痺れや目眩を起こす薬草で綺麗な薄いピンク色の花を咲かせる
「でもね、ほんと稀にこの花に人が死ぬくらいの毒が入ってるの」
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雪華(プロフ) - ゆっちさん…コメント有難うございます！頑張りたいと思います笑 (2019年9月19日 17時) (
レス) id: 917edc326a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 今日は！作品毎日楽しみにしてます！更新頑張ってください！私も小説３作品書いているのでもし良ければ見に来てください！ (2019年9月19日 12時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2019年7月17日 16時
