【男主】もう一人の六年生は任務中 玖【忍たま】

丑三つの長屋 三段 ページ43

side 尾浜勘右衛門

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小平太「それなら昨日の夜、私も見たぞ！」


長次「同じく」


不破「えぇえ！？ み、見たんですか！？」


久々知「いったい何処で見たんです…？」


小平太「此処から見える庭を横切って行った」



















先生達と別れた後、

俺達はまだ見ていない六年生と四年生を

尋ねることにした。







六年長屋にて、

廊下を歩く七松小平太先輩と

中在家長次先輩を見つける。




俺達は声をかけ、

直ぐに同じ質問をする。





返ってきた言葉に驚いた。

七松先輩と中在家先輩が昨夜、

その姿を目撃したという。





そこで、

ある疑問が湧いてきた。



















竹谷「ん？ お二人は追わなかったんですか？」


小平太「んー、追わなかった」


久々知「なぜ追わなかったんです？」


長次「知らなくていい事、もあるからだ」


















あれ


その言葉




俺も誰かに言われた事があるような…


















誰だっけ…？



















小平太「まあ、そういうことだ！ じゃあな！」


長次「関わらないのが一番だ」



















そう言って

先輩達は去っていった。





なんだ？

何が起きているんだ？
















残された俺達は

学園に対する不信感を覚えながら

一旦、五年長屋へ戻る事にした。






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