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冷たい布団 五段 ページ40

side 食満留三郎

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留三郎「まったく…何時だと思ってるんだ……」











四人を見届け、独りで深いため息を吐く。


まあ、それほどAが

心配だったってことだよな…



乱太郎、きり丸、しんべヱ

三人が来るのは判るが…

















留三郎「なんで鉢屋三郎が一緒だったんだ…?」


『……留三郎?』


留三郎「…Aか……悪い、起こしたな」


『まあ、あれだけガヤガヤしてたらね』
















部屋から顔を出して声をかけてくるA

その表情はいつもと変わらなかった。


少しは休めたのか…



Aは手招きをして

俺を部屋に入るように促す。














留三郎「………新野先生から聞いたんだが…その……大丈夫なのか…?」


『大丈夫だよ? 新野先生も大袈裟なんだから』















俺が部屋に入るのを確認してから

Aはまた布団に横になる。



布団で寝るのは初めて見た…


そんな事を思いながら隣に腰を下ろす。



















留三郎「A、俺達に何か隠してないか?」


『例えば?』


留三郎「…例えば、そうだな………年齢とか」


『誰から聞いたの?』


留三郎「誰でもない、そう思っただけだ」















小松田さんの名前は出せなかった。



誰が言ったのかを詮索してくるあたり、

小松田さんに危険が伴う可能性がある。



信じてないわけじゃないが、

絶対的な確信もない。















『寝ないの?』


留三郎「……そうだな。じゃあ俺は部屋に戻るよ」


『そうじゃなくて、ここ来る?』












そう言って指差したのはAが寝てる布団


一緒に寝るって事か…?

いや、Aが俺にそんな事を言うわけないだろ













『あーあ、寒いなぁ。食満くんが一緒に寝てくれたら元気になるのになぁ』


留三郎「わかったよ! 一緒に寝ればいいんだろ…」


『ふふっ、ありがとう』
















流されるまま布団に入る。

クスクス笑いながらAは背を向ける。


肌が触れれば言葉の意味が解った。




冷たい…


さっき言った「寒い」は本当に寒かったんだ。

俺は急に怖くなった


















『ちょっ!? 留三郎?』


留三郎「いいから! こっち向くな」


『え、なにそれ…』
















俺はAの背中に抱きついた。

やっぱり冷たい…


それでも大人しいA

そのまま俺達は眠りに着いた。


_________

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鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» 利吉も土井先生も美味しい…媚,薬とかもっと美味しいですね(*´ω`*) やってみます! (2022年6月2日 20時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - スライム?触手?でも美味しいと思います( *´艸`) (2022年6月2日 19時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - あ❗『どうでしゅうか』になってる!!(゜ロ゜ノ)ノ 正しくは『どうでしょうか』です❗ (2022年6月2日 19時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - 利吉✖️主人公か、土井先生✖️主人公が見てみたいです(*^3(*^o^*)(*^3(*^o^*) ネタは媚 薬なんてどうでしゅうか( *´艸`)( *´艸`) (2022年6月2日 19時) (レス) @page50 id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» 未定なだけで何かしらの関係は作るつもりです! リクエスト大丈夫です! ネタが尽きてるので有り難いです…ww (2022年6月2日 9時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鴫碧 | 作成日時:2022年5月7日 0時

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