俺以外 五段 ページ15
side A
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その状態が続き、
俺はなんとか広い所に出ようと
近くの格子を突き破る。
そこから外に出て屋根を伝って行く。
それでも長次は追い掛けてきた
走ってて思った
こんなに長次に追われたことなかったなぁ…
いつもは文次郎か小平太か留三郎だったし。
たまに伊作が包帯を片手に
追い掛けてくるくらいだった。
お前と仙蔵はそれを見てるだけだったな。
長次「もう逃げられない」
『どこまで追い掛けてくるんだよ』
屋根の端に追い込まれる。
飛び降りようにも着地地点が定まらない。
長次は本気なのか?
何を考えてるんだ。
いや、俺が素直に言えばいいんだろうけど…
でもそんなことをすれば尊奈門さんを
裏切ることになりかねない。
それだけは絶対に駄目だ。
『悪いな、長次』
長次「…!?」
俺は持っていた焙烙火矢に火を付けて
ギリギリのところで投げる。
ドカーン‼
近い位置で爆発した焙烙火矢
長次はその爆風に堪える。
その隙に別の屋根に飛び移ろうと走り出した時、
腕を掴まれる。
長次「…っ……」
『……しつこいぞ』
俺の腕を掴む手に力が入る。
なんだ?
怒ってるのか…?
ピィー‼
この音
諸泉尊奈門さんだ!
見下ろすと諸泉尊奈門さんと皆が居た。
なんで一緒にいるんだ…
俺は長次の手を振り解き、
下を目指した。
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____________________________________…
『で、今に至る』
小平太「なるほどな!」
『なるほどな!じゃねーよ! 俺のこと見捨てただろ!』
小平太「細かい事は気にするな!」
駄目だ、話が進まない…
それどころか始まってもいない…
よく解らず、グダグダのまま
俺達は忍術学園を目指した。
夕日が俺達を照らす
長次「何故武器を使わなかった」
『だって死にたくないだろ?』
俺が苦無を使わなかった理由
それは毒が塗ってあったから。
心臓を止める猛毒
長次「私との約束」
『あー、あれだろ? 頑張るって話だろ』
長次「覚えてるならいい」
急に何の話だよ。
その約束をした時、俺は咄嗟に頷いた
けど、きっとその約束は
守れない。
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鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» 利吉も土井先生も美味しい…媚,薬とかもっと美味しいですね(*´ω`*) やってみます! (2022年6月2日 20時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - スライム?触手?でも美味しいと思います( *´艸`) (2022年6月2日 19時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - あ❗『どうでしゅうか』になってる!!(゜ロ゜ノ)ノ 正しくは『どうでしょうか』です❗ (2022年6月2日 19時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - 利吉✖️主人公か、土井先生✖️主人公が見てみたいです(*^3(*^o^*)(*^3(*^o^*) ネタは媚 薬なんてどうでしゅうか( *´艸`)( *´艸`) (2022年6月2日 19時) (レス) @page50 id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» 未定なだけで何かしらの関係は作るつもりです! リクエスト大丈夫です! ネタが尽きてるので有り難いです…ww (2022年6月2日 9時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鴫碧 | 作成日時:2022年5月7日 0時