story＊105 ページ10
横｢お前らの覚悟は分かった。
…だったら、こんな所で話してる場合と違う。時間はこの瞬間にも過ぎていってるんやからな。｣
中｢と、言いますと？｣
横｢早く研究所に戻れって事や。もう部下たちは仕事始めとる時間やろが。
…所員全員に伝えとけ。"お前達は人々を救うヒーローになれる。でも、本物のヒーローになりたきゃ、必ず能力消滅薬を完成させろ" ってな。｣
中｢ｯはい！承知しました王様っ！…それでは、失礼致します！｣
またﾊﾞｯと効果音が付きそうな程に勢い良く頭を下げて…今度は直ぐに表を上げると、自分の荷物を掴んで出口の扉に向かう。
後ろから照史と�陲舛磴鵑�慌てて追いかけてきてる声がしたけど、俺はそのままノンストップで部屋を出て、エレベーターホールに小走りした。
王様のご命令通り、一刻も早く能力研究所に戻る為にな。
桐｢ちょっと待って〜！｣
��｢置いてかんといて〜！｣
中｢…あ、来た。｣
まぁ、エレベーターの到着を待ってたら2人共直ぐに追い付いてきたから…
結局また、3人で王宮を出たんやけどね。
────────────────────
＊神山side＊
淳太達が足早に部屋を出ていって、残された俺達も王女様のお部屋に戻ろうと思ってんけど…
王様と執事2人に一礼してから扉の方に向かおうとしたら、王様の低いお声に "待て" と呼び止められた。
横｢お前達、まだ帰るな。ここに居れ。｣
重｢えっ…？何故…ですか？｣
神｢王様、失礼ながら…王女様の熱が高く、これ以上はご無理を……あ。｣
"王女様" というワードを口にして、思い出した。
淳太と�陲舛磴鵑半隼砲�来る前、俺達がこの部屋で何を話してたのか。
…王女様が、何を仰られたのか。
神｢…承知しました、王様。｣
重｢えっ、ちょっ、神ちゃんっ？｣
神｢ええから、黙ってここに居って。｣
ちょっと言い方がキツくなってもうて悪いと思いつつ、俺は奥の煌びやかなチェアに座っておられる王様の御前へ向かうと…
王女様をこの手に抱きかかえたまま、片膝をついて跪いた。
横｢神山は物分りが良くて助かる。
さて…陽葵、中間のした話は聞いてたか？｣
陽｢…っ…はい…｣
横｢だったら、さっき父に言うた事も覚えてるな？"自らがEAST帝国へ行く" と。
…その言葉を、撤回してくれ。お前がEASTに行く必要性なんてないんや。｣
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和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもコメントして頂き、ありがとうございます(^^)これから益々物語が展開していきますので、是非楽しみにして頂けたら嬉しいです！これからもこの作品を宜しくお願い致します(^^) (2020年2月14日 23時) (
レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 楽しく読ませてもらってます！イースト帝国の闇は深いですね！ ウエスト王国もイーストに侵略されれば同じような状況になるのは、明白だから今後ウエスト側がどう動くか気になります！ (2020年2月13日 15時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると、とても励みになります！これからもこの作品をよろしくお願いします(^^) (2020年1月9日 18時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 更新を楽しみにしております。 (2020年1月9日 1時) (レス) id: c08660417e (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - すごく面白いです。 (2020年1月9日 1時) (レス) id: c08660417e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年12月28日 17時
