doll＊450 ページ10
黄｢はぁ…｣
訳分からん。
意味分からん。
道案内の為にわざわざリュウセイから借りたのに…アンネは、デカいマンション一棟を指して【ここーっ！】って…アホなんか。
部屋番号を聞けば、【忘れましたぁ…】ってほざくわ…
部屋数いくつあると思うてるんって問い詰めれば、【10階建てですよ？】なんて、まるで噛み合わない返事。
おい…初めて、こいつを飼い慣らしてたノゾムを尊敬したわ。
ｳｨﾙ【ﾁｶﾁｶｯ】
黄｢…あぁ、探さなしゃーない。手分けするで。｣
深いため息を吐きながらも、元マスター全員の様子を見るって決めたのは俺やから…
探さん訳にもいかんくて、手分けしようっていうウィルの提案を呑んだ。
そして、全員バラバラに動こうとしてんけど…
そういえば俺…ノゾムの元マスターに会うたことないって事に気が付いて、顔も何も分からんし…探しようもなくて動きを止めた。
黄｢アンネ、何か特徴は。ノゾムの元マスターの。｣
ｱﾝﾈ【ﾁｶｯ…ﾁｶﾁｶ】
黄｢顎にホクロって…どこにでも居るやろそんなん…｣
ここ地上やから、早よ動かな人間に見つかるし…
…だからと言って、ノゾムの元マスターがどんな奴なのか…アンネ以外知らんから、動くに動けへんくてｳﾀﾞｳﾀﾞやってたら…
生垣の陰に隠れてた筈やったのに、後ろから誰かに声をかけられた。
？｢ねぇ、君…｣
黄｢っ…！｣
？｢もしかして…ローゼンボーイズの子じゃない？｣
黄｢…はっ？｣
てっきり迷子のガキ扱いされるのかと思うてたから…素っ頓狂な声が出て、驚きのあまり硬直する。
何で俺の事を知ってるのか…ローゼンボーイズの名を知ってるのか…分からんくて、呆然と突っ立ってたら…
俺の前に浮遊してたアンネが、嬉しそうに瞬きながら目の前の人間の首元に擦り寄った。
？｢ん、アンネっ！…ちょっ、くすぐったいでしょっ…？｣
ｱﾝﾈ【ﾁｶｯ!ﾁｶﾁｶｯ!】
黄｢…え、、｣
アンネはこいつにかなり懐いてる様子で、、その光景を見たらピンと来た。
…この人間が、ノゾムの元マスターや。
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みゅー - とても面白かったです！引き込まれました！！素敵な作品ありがとうございます(*´ω｀*) (2020年4月2日 0時) (
レス) id: dcdf60e661 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - てぃてぃさん» コメントありがとうございます！作者自身若干の不完全燃焼に加え短編集を読みたいという方もいらっしゃいましたので、いつか庭師の双子の活躍も実現できたらいいなぁと思っております(^^)なお、予定については未定ですので、作成出来ない場合もありますm(_ _)m (2019年10月10日 20時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
てぃてぃ - 続編と言うかわからないのですがダイキとトモヒロの二人揃ったときの「夢の庭師」の活躍を見たいです！ (2019年10月5日 1時) (レス) id: 918ca3f2a8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - Nagihimeさん» コメントありがとうございます。お返事遅くなりすみません！そう言って頂けると、とても励みになります！現在連載中の【小さなセカイの中で。】シリーズも宜しくお願い致します(^^) (2019年10月1日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
Nagihime - 凄くおもしろかったです!!!!私は室担の黄色ジャス民なので、ジュンタとリュウタが出てきて嬉しかったです!!これからも応援してます!!!! (2019年9月26日 17時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年5月28日 9時
