doll＊442 ページ2
＊青side＊
朝起きた時…【あ、アカリに気を使わせてもうてる…】って、一発で気が付いた。
だから、出来るだけいつも通りにせなっ…また昨日みたいに……なんて思うててんけど、
…アカリは、そうするまでもなく俺を笑わせてくれて、美味しいご飯にも自然に顔が綻んで…
いつの間にか、アカリのおかげで【悩んでた俺】はどこかに消え去ってた。
…だからと言って、ジュンタとの問題が解決した訳ではないねんけどな。
青｢ふあぁ……眠っ、｣
今はあれから何時間か経って、午後２時。
眠いし、やる事なくて暇やし、何かしてなまた悩んでまうし…って、丁度近くにあったゲーム機に手を伸ばした。
青｢マ〇オカートしよ。｣
丸い起動ボタンを押してソフトを開き…キャラクターを決めた後に、何のバイク使おうか…ってボタンｶﾁｶﾁしながら悩んでたら、、
遠くの方からアカリの声が聞こえて…耳を澄ますと、誰かと電話してるみたいやった。
『…えーっ？うん、うん……嫌だよそれはーっ！』
青｢誰やろ、｣
声のボリュームが段々上がってる事にも気付かんくらい楽しそうに話してるから、会社の人ではないやろうし…
友達か家族か…あ、あのお兄さんか？…にしてもかなりの長電話やなぁ…電話代大丈夫？
…とか思いつつ、気になるから俺も聞き耳立ててたら、【じゃあ来週の日曜ね。】って言葉を最後に話し声は聞こえなくなって…
アカリが、俺の居るソファの方に近寄って来た。
『ねぇリュウセイ、ナツキとの電話で思い出したんだけど…来週の日曜、私出かけるって伝え忘れてた。
朝の10時頃家を出て…帰って来るの夕方くらいになっちゃうから、その間リュウセイ一人でお留守番する事になるんだけど…
…あっ、勿論ちゃんとお弁当は置いていくし、飲み物だっておやつだって…リュウセイの手の届く所に移動させるよ？』
青｢ナツキって事は、家族と出掛けるんやろ？
ええよ、別に一人で平気。俺子供ちゃうし。
…お出かけ久し振りなんやから、楽しんでき。｣
自分でも、大人の対応したなぁ…って思うくらいの模範解答で返して、、
ちょっとだけ感じた寂しさは胸の奥に押し込め、ふっと笑いかけると…アカリは安心した様に大きく息を吐いた。
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みゅー - とても面白かったです！引き込まれました！！素敵な作品ありがとうございます(*´ω｀*) (2020年4月2日 0時) (
レス) id: dcdf60e661 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - てぃてぃさん» コメントありがとうございます！作者自身若干の不完全燃焼に加え短編集を読みたいという方もいらっしゃいましたので、いつか庭師の双子の活躍も実現できたらいいなぁと思っております(^^)なお、予定については未定ですので、作成出来ない場合もありますm(_ _)m (2019年10月10日 20時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
てぃてぃ - 続編と言うかわからないのですがダイキとトモヒロの二人揃ったときの「夢の庭師」の活躍を見たいです！ (2019年10月5日 1時) (レス) id: 918ca3f2a8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - Nagihimeさん» コメントありがとうございます。お返事遅くなりすみません！そう言って頂けると、とても励みになります！現在連載中の【小さなセカイの中で。】シリーズも宜しくお願い致します(^^) (2019年10月1日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
Nagihime - 凄くおもしろかったです!!!!私は室担の黄色ジャス民なので、ジュンタとリュウタが出てきて嬉しかったです!!これからも応援してます!!!! (2019年9月26日 17時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年5月28日 9時
