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【A】
次の日、部室に集まったのは4人だった。
「雅紀っ！なんで連絡くれなかったんだよ！」
松潤がムッとして入ってきた。
うん、俺、一応、先輩ね？(笑)
「ごめんって松潤」
まぁ、彼はがこんなにも必死になるのには訳がある。
「アイツ 昨日の午後なんてさ、ずっと机に突っ伏しててさ。
俺、何度も帰ればって言ったんだよ！」
「帰りもさ、心配だったから斗真と3人で帰ろうって誘ったのに…」
それで入院かよ と眉をひそめる。
うん。松潤の気持ちはスゴく分かる。
俺だって何度こんな目にあってきたか…
天の邪鬼の相手をするのは大変なのだ。
「ニノは同い年の松潤には特に、そういうとこ見せたくないんだよ、たぶん(笑)」
俺がそう言うとめちゃくちゃ寂しそうな顔をする。
その普段とのギャップに、たまらず翔ちゃんが吹き出すと さらに情けない顔して怒るんだ。
「相葉くん、それ お見舞いって行っちゃダメなの？」
急に翔ちゃんがそんなことを言い出した。
「大丈夫だけど……」
でも あと2、3日で退院だし。
今回は別に深刻な状況じゃない。
「じゃあ行こうよ」
翔ちゃんはわざとらしく眉をあげて、ちらっと松潤に目をやった。
なるほどね。
こうでもしないと松潤の気がおさまらないってか(笑)
リーダーの方を見ると ふふっと頬を小さく膨らませて笑った。
それが合図かの様に翔ちゃんと松潤がカバンをつかむ。
「……よし、みんなで行こっか？(笑)」
＊
4人で病院までの道のりを歩く。
目的地に近付くと急に 翔ちゃんが
「手ぶら？」
と聞いてきた。
あー すっかり忘れてたな。
「じゃあ俺コンビニ寄ってくね？そこで買うから」
「えっ？(笑)なんでコンビニ？」
「見舞いの定番なの、ジャンプ(笑)」
「マンガ……(笑)ニノらしいね」
本当はマンガが好きという理由以外にもうひとつある。
小学生の時、結構長い間入院したことがあった。
毎日お見舞いに行くわけにいかないし、
毎回 見舞い品を持って行くのも大変。
だから 週刊コミックという所に落ちついたんだ。
まあ、自分のために買ってニノと読む、みたいな感じだったけど。
「みんな先行ってていいよ」
入院設備のある総合病院だ。
この街の人ならみんな分かる。
「じゃあ俺もついてくよ」
松潤がそう言って、リーダー･翔ちゃんと別れた。
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cherry(プロフ) - 雪架さん» ありがとうございます！心理描写は毎回ちゃんと伝わるか不安になりながら書いているので、嬉しいです(^^)ニノちゃんの病系は…私の萌えるポイントを詰めこんでおります(笑)なのできっと、楽しんでいただけると思います…(*^^*) (2015年3月18日 18時) (
レス) id: f2132e69e9 (このIDを非表示/違反報告)
雪架(プロフ) - 五人それぞれに色んな思いがあって、優しいお話がとても素敵だなって思います。いつも楽しませていただいています。にのちゃんの病系、ひっそり楽しみにしています！（*＾-＾*） (2015年3月17日 9時) (レス) id: dfc0dc1d1e (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - なみさん» ありがとうございます！お泊まり会、書いていてとても楽しいです(*^^*)素敵なリクエストありがとうございました(^^)拙い文章ですが、お付き合い下さい(^^) (2015年3月7日 21時) (レス) id: 182439bf5e (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - リクエストしたお話、早速書いて頂きありがとうございます！お泊まり会、私もワクワクしちゃいます^ ^続き楽しみにしてます！ (2015年3月6日 23時) (レス) id: 3c47c6d247 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - 翔菜さん» 翔菜さん。コメントありがとうございます(^^)リクエストはPhoto Storyのパート1で、期間限定で受けつけたものとなっております。なので今は受けつけていないんです(^_^;)すみません…。また機会があれば、リクエストを募集するかもしれませんがf(^_^) (2015年2月5日 16時) (レス) id: 182439bf5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherry
| 作成日時：2015年1月31日 14時
