51話~夜明少女の簡単な生い立ち~ ページ3
轟「昼ごはん？」
貴女「あぁ、一緒に食べよう？」
僕の昼ごはんは僕の手作りのお弁当だからね、せっかくだから轟さんにも食べさせてあげたいんだ
壁に寄りかかりながら座る
轟「………………お前は聞いてたのか？さっきの」
轟さんは渋々な感じで隣に座ってくれた
貴女「聞いてない
けど、分かるよ
僕は君の気持ちが分かる」
轟焦凍side
気持ちが………分かる
轟「………変な同情はやめろ」
そんなありきたりな言葉に惑わされる俺じゃねぇぞ
そう言うとAは一瞬だけ目を見開いたが直ぐに何時ものような笑顔になった
貴女「…生憎僕は同情屋じゃないんだ
それに僕だって個性婚なんだから、気持ちを理解しても怒られる理由はないはずだよ」
Aも個性婚………？
静かに、自然にさもそれが当たり前かのように何時もの笑顔で言うA
俺は頭を殴られたかのような感覚に陥る
何でそんな笑顔でいられるんだ？
轟「Aは………親に………………愛してもらえてたのか？」
じゃないとそんな笑顔で言えねぇ
少なくとも、俺は
貴女「いいや、無個性と分かった瞬間手のひら返し
それからはずっと部屋に閉じ込められてた
部屋には沢山の本、そしてたった一つの椅子に一つの小さな窓
食事は一日に一回、たまに親が忘れて無しの時もあった
食事もまともじゃなくってね、男性の子供をつくる種………って言えば分かるかな？
それを小型犬のドッグフード入れにいっぱいに入れて
飲み物は女性の排出物………ふふっ本当にまともじゃないよね？
たまにサンドバックにされてた時もあったなぁ
全ての本を読みきったら、もうその後はただただ窓の外をずっと眺めるしかなかった
父さんは無個性を産んだ母さんを駄目だと判断したのか違う女と遊び始めた
母さんも同じだった………でも、父さんよりか優しかったんだ
外を見るしかない僕を見て少しは同情したのか、どっかの施設から新しい僕と同い年の家族を連れてきてくれた
でもその子も同じ無個性で、母さん曰く無個性同士無様に寄り添いながら生きなさいとのこと
だからね、僕はその子と生きたよ
生きて、機会を伺って、家を飛び出して、どっかの施設に拾われた」
52話~久しぶりの楽しい昼御飯~→←50話~昼ごはんのお誘い~
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くまもん - 伏線全然分かんない…凄すぎます！更新頑張って下さい！ (1月4日 2時) (
レス) id: 888b8ee33d (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - クロスオーバー尊い、、、作兵衛とか三治郎出てきて嬉しすぎて昇天。これからも頑張ってください！！ (7月7日 21時) (レス) @page13 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニヲタのﾅﾅﾏﾂちゃん - めっちゃ面白いです！続きが気なります！更新よろしくです！ヒロアカと忍たま両方のアニメが好きだからこうゆうコラボ？ファンからしてありがたいです！色んな作品でこんなコラボのアニメを書いて欲しいです！よろしくお願いします。応援しています！ (2021年12月12日 22時) (レス) @page13 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - 続き読みたいです！ (2021年6月8日 16時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：元薺(サイ)だった者 | 作成日時：2019年8月1日 6時
