【魔法使いと人形の学園生活】ようこそ！マジックドールアカデミーへ！

遅刻じゃないなら、セーフ！【天の川　鈴】 ページ33

……セーフ！ 何とか間に合ったー！
「……疲れた」
「全力で走ったからねー」
　私達、二人とも体力無いから、膝ガクガク。これからは早く起きよう、うん。
「あっ、やっと着いた？」
「カリス、今起きたでしょ」
「そうだけど？」
「……仲間！」
　私の人形、カリスがリュックから顔を出して言う。かわいい。古代生物ってかわいいよね。異論は認めん。
「……」
「オパ、どうしたの……？」
「酔いました……気持ち悪い」
　凛音のリュックからもオパが顔を出した。顔色が悪い。
「オパー！ 大丈夫ー？」
「カリス……少し黙ってください」
「……クラス、見に行こ」
「あ、そうだね！」
　私達はクラスを見に行った。オパ？ 寝た。
「私は２−Ａだったー」
「……２−Ｂ」
「まあ、別れるよね」
「……じゃあ、私あっちだから」
「うん！ いってらっしゃーい！」
　凛音と別れて２−Ａに行くと、皆揃ってるみたいだった。最後かー。遅刻じゃないからいいよね！
　
　この後、入学式で、寝た。

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