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懐かしい学園【ハルナ・ルティスリーレ】 ページ29

マジックドールアカデミーの昇降口前。

今日から私はこのマジックドールアカデミーの先生になる。
確か1年C組の担任と、英語教師だそう。

懐かしいこの学園で教師を出来るのはとても嬉しい。でも……
「ハルナ、緊張してるの?」
リエルが言った。

リエルは私の人形。なのに私よりもしっかりしている。
なによりとても勘が良くて、私が何か考えていても殆ど見抜かれてしまうほど。

「う、ううん。緊張してたんじゃなくて……ほら、なんだか懐かしいなーって」
私はそう返した。

後ろを振り返ると、1年生や2年生、3年生達が何人か見えた。
うん、大丈夫だよ。私、昔とは違うんだから……。

緊張しながらも私は校舎内に入った。そして、そのまま職員室に歩いていった。

職員室のドアを開けた。
「お、おはようございます……」
私が小さい声で言うと、
「おはようございます」
と、何人かの先生が返してくれた。
良かった……聞こえたんだ。
自分の机がどこなのか確認して荷物を整理すると、すぐに1年C組に向かった。

1年C組の教室まで向かう途中、何人かの生徒が挨拶をしてくれた。
私もなんとか返せたけど、もしかしたら聞こえていないかもしれない……そう思うと、恐くなってきた。
「大丈夫だよ。私にさえ聞こえたんだもの」
ああ、また勘づかれた……。

1年C組の教室の前まで来た。
ドアに付いた窓から中を覗くと、何人かの生徒はもう教室にいた。
うう、緊張するなー……。

「あっ、ハルナ、忘れてた。これ付けて」
そう言って、リエルは金色の物を出した。
よく見ると、魔法使いの帽子と桜の花の形をしている。
これ、私が留学していた頃に貰ったブローチ……持ってきてくれてたんだ。
「だって、これが無いとハルナ、緊張しちゃうでしょ?」
うん、これを付けたら少し緊張が解けた気がする。

私は1年C組のドアを開けた。
「おはようございます!」

ようこそ、新入生のみんな!【駆 リオン】→←3年生らしくなれるかな?【ケイ・キャロル】



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な@い@ふ(プロフ) - すみません、元参加者で、ラルトリー・リミックスで参加していた者ですが、関連づけを消すのを忘れてしまったので更新します、大変申し訳ございませんでした… (2020年5月30日 2時) (レス) id: 23fc6faa00 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - 続編へ移行です! (2019年11月29日 20時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜリンゴ(プロフ) - リンゴさん» 分かりました。更新に戻りますね! (2019年11月29日 19時) (レス) id: c609ea125f (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - はるかぜリンゴさん» 続編はもう準備出来ているので大丈夫です! (2019年11月29日 19時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜリンゴ(プロフ) - 続編って作った方が良いですか? (2019年11月29日 19時) (レス) id: c609ea125f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リンゴ x他14人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年9月14日 6時

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