【魔法使いと人形の学園生活】ようこそ！マジックドールアカデミーへ！

姉と俺【三星千】 ページ14

俺こと三星千には明という姉がいる。

明は性格が子供っぽすぎるので姉とこそ思ってないけど


明は昔からなんでもそつなくこなす。勉強も、魔法も、運動も。

一方俺はなんでも人より何倍も努力をしないとできない。

俺はそんな姉に引け目を感じていた。

というか、母も父も明の方を俺より大事に思ってる。




まあ俺も昔、明が苦手だったのだ。自分と対照的すぎて。
だが、今は大切な姉だと思ってる。そのきっかけになった話をしよう。





小さい頃姉の存在が嫌で嫌で家出したことがあった

近くの公園の土管の中にうずくまって泣いてた俺を明は迎えにきた


「せーん、ごめんね。大丈夫？一緒に帰ろう？」



明はなんも悪くないのに。俺に謝って迎えにきてくれたんだ。

そんな姉に俺は憧れた。


姉のしたことを全部真似して、姉の通っているマジックドールアカデミーにも入った。



まあ。ここまで長く姉と俺の話をしてきたわけだが、結局言いたいのはこういうことだ。


俺は姉が大好きだ。

後輩との出会い【ヒナト・リーラル】→←ヴィオレットという人形【神崎空】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す