また、あした【sota.u】 (ページ5)

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5.隣の席ページ5

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あのあとはすぐに教室へ戻った。

湧｢おーおかえり(笑)｣

すぐに机に駆け寄ってきた湧に、何故か真顔でピースをした。

湧｢なんだそれ？笑｣

『わかんない、ただいまのピース？』

湧｢は、寝ぼけてんの？笑｣

『寝ぼけてないし！』

湧｢はいはい｣

そう言って私の頭をクシャッと触って席に戻った湧。

『髪ボサボサじゃん…』

鏡を見ながら崩れた髪を整えていたとき、

颯｢ねえ、平塚さんと元木くんって付き合ってるの？｣

机から身を乗りだしてニヤニヤ顔で聞いてきた内村くん

『え？湧？付き合ってないよ！』

やめてよーっと言いながら鏡に視線を戻した

まぁ、初めて見た人はそう思っちゃうのかな

颯｢そうなの？距離が近すぎてビックリした笑｣

『あー…幼なじみだからさ、もうこの距離感が当たり前なの！』

クラスのみんなもそこは暗黙の了解って感じ(笑)

颯｢なるほどね～、幼なじみって、良いねえ｣

少しだけ、ほんの少しだけ寂しそうにそう呟いた内村くんに、思わず鏡から視線を外した。

『内村くんにはいないの？幼なじみ』

颯｢俺は…｣

キーンコーンカーンコーン

内村くんが話をしている途中でチャイムがなった

颯｢チャイムなっちゃった～｣

ヘラヘラした顔で笑った内村くんに、さっき寂しそうだったのは気のせいだったのかな、なんて。

授業中、真っ直ぐ黒板を見る内村くんの顔が綺麗すぎて何度も見ていたのは私だけの内緒、笑

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