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「A!」
そのピンク髪とはそう、貴大だった。
見慣れた顔が私を現実に引き戻す。
『どうしたの?』
「こんな所で何やってんだ。洗濯終わったならちょっとこっち来てくれない?」
困惑しながらこーしくんの方を見ると、考えといてね。と言ってこーしくんは走り去ってしまった。
心臓が落ち着かないけど、仕事に戻らなくては。
そう思って貴大について行こうとすると、額を触られた。
『ひゃ!』
「顔赤いけど、熱はないみたいだな……」
突然顔が近くに寄ってきて、思わず奇声を上げてしまう。
今までじっくり見たことがなかったけど、貴大綺麗な顔してるなぁ……じゃなくて!!
『ちょ!乙女の顔を勝手に触んないでよ。』
「乙女?」
照れ隠しで思わず手を払いのけてそう叫ぶと、鼻で笑われた。
何かを探すようなポーズで乙女はどこだー。なんて言ってて軽く殺意。
「般若みたいな顔すんなよ。マドンナだろ?」
『うるさい!』
ギャラリーを降りながらずっと煽る貴大。
殴ってもいいかな?と思い始めた頃、貴大が真剣な顔をして言った。
「なぁA。烏野の爽やかくんに告られてなかった?」
『へっ!?見てたの……?』
「見てないけど、2人の雰囲気的にそうかなって。」
告白現場を友達に見られるのはかなり恥ずかしいらしい。今分かった。
こーしくんにもなんだか申し訳なくなってくる。
「んで、付き合うの?」
『言わないわよ変態。』
即決はできないから、考える時間が欲しい。
あんなに昔のことを覚えてくれていて嬉しいけど彼のことをまだ何も知らない。
何より、付き合うという単語を聞いて一番に思い浮かんだのはふわふわとした印象だけだったから、誰とは断定できないけど、こーしくんではなかった。
でもなんだか貴大には言いたくなくて、笑って誤魔化すと、壁に追いやられて一言。
「誤魔化すなよ、」
『貴大?』
数秒おいて、壁ドンされていると気づく。
恥ずかしい気持ちよりも雰囲気の違う貴大が怖かった。
ー
私情で長らく投稿できず、申し訳ございません。
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紗雪(プロフ) - ルアさん» ルアさんコメントありがとうございます!!うわ…それは神展開ですね…✨ぜひ本編で書きたいんですが、難しかったら番外編として書かせていただきます…!!素敵なリクエストありがとうございます💕💕 (12月7日 10時) (
レス) id: 04ae3b6adc (このIDを非表示/違反報告)
ルア - めっちゃ面白いです!あの…ちょっとリクエストみたいな形なんですけど悪女が入ってくるけど信頼強すぎて…みたいな展開みたいです!更新待ってます! (12月7日 8時) (
レス) id: b69da03570 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪(プロフ) - KRさん» 嬉しいです😭1週間に一回くらいのペースで更新できるように頑張ります! (9月7日 19時) (
レス) id: 04ae3b6adc (このIDを非表示/違反報告)
KR - おもしろいです。更新頑張ってください (9月7日 19時) (
レス) @page41 id: ca91e4e11e (このIDを非表示/違反報告)
紗雪(プロフ) - むあちゃん!さん» お久しぶりです!ありがとうございます、ようやく落ち着きましたので更新開始します〜!待ってて下さり、ありがとうございます! (8月30日 11時) (
レス) id: c3ca747b27 (このIDを非表示/違反報告)
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