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その後、キム・ウンビは自らバンタンのメイクを退職した
女社長たちの人脈により、他の会社にも噂が広まったようで、キムグループは名前を変えて一から起業することになったそうだ
キム・ウンビが去った後のバンタンでは·····
「A、ごめんね」
『何でテヒョンが謝るの』
「だって俺、ウンビの味方したから·····」
『テヒョン。私たちに何か隠してない？正直に言ってよ』
「·····実は」
テヒョンは包み隠さず全て話してくれた
人に圧力をかけられると、何でもかんでも言うことを聞いてしまうこと
人に嫌われるのが嫌で、1人で悩んでいたこと
キム・ウンビはそんなテヒョンの性格を利用して、テヒョンに付け入っていたのだろう
「テヒョンア。1人でそんなに悩んでたなんて·····俺はヒョン失格だぁ!!」
「辛い時はもっと仲間を頼っていいんだぞ」
「そうそう、もっとヒョンたちを頼りなさい!!」
「テヒョンア!!親友の僕が気づいてあげられなくてごめんねぇ!!」
「ヒョン、僕たちが付いてますよ」
『ほら、ユンギさんも』
「テヒョンア。·····あんなこと言って悪かったな」
すると、急にテヒョンが泣き出す
そしてユンギさんにバッと抱きついた
「うわぁぁん!!俺、ユンギヒョンに嫌われたかと思ったぁ!!」
「別にこんぐらいじゃ嫌わねぇよ。ちょっと軽蔑はしたけど」
「え!!」
「冗談だ!冗談だから、それ以上泣くな!」
何とも微笑ましい光景を笑顔で見守っていると、ソクジンさんとナムジュンさん、ジミンがこちらに集まってきた
「いやー、それにしても、かっこよかったなー。俺たちに内緒でそんなことしてたなんて」
どうやら、バンタンのメンバーは私が計画したことをグクから全て聞いたらしい
「ちょっとぐらい、僕たちに相談してくれても良かったんですよ」
「A!!今日から姉御って呼んでもいい？」
『それはやめて』
再び平穏を取り戻した私たちは、みんなで顔を見合わせて笑い合った
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作者名：ローウェイ | 作成日時：2022年8月28日 1時
