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細心の注意を払いましょう【sly】 ページ3

「A」


帰ってきてすぐにお風呂に入ったSellyが上がってきた



「おかえり〜」



顔を向けると、不機嫌そうな顔をしたSellyが立っていた



「どうしたの?」



「気づかないか」



「なにが?」


何のことを言っているかわからない。けど
さっきよりも眉をひそめられた



「ここ」



「…?」



首の辺りを指で指された
何かついてたっけ、と思考をめぐらすも思い当たる節がない



「なにかついてる?」



「チッ…シー」



「え」



すごく怒っているみたいだけど、本当にわからない
一応首元を見てみても、朝ヘアアイロンで火傷した跡しかない

…もしかして、これのこと?



「ねぇSelly、なんで怒ってるの?」



「…それ、他のやつがしたじゃないの」



やっぱり、キスマークと勘違いしていたようだ



「違う違う!まって、これ火傷!」



「やけど、それなんだ」



Sellyはまだ顔を顰めたままだ
韓国語でなんて言うんだろうか
携帯を取って翻訳アプリを開く



「えっと、これ」



翻訳アプリの画面を見せる



「…ほんとか」



「ちょっときて」



まだ納得がいっていないみたいなので、洗面所に行って、朝の場面を再現して見せる



「こーやって、首に当たったの」



それでようやく納得してくれたようだった



「Selly以外の人と、そんなに近づくわけないよ」



「…そうか。まぁ、違うならいい。あー、疲れた。まじで、キレそうだった」



本当にキスマークだったらどうなっていたんだろう、と思ったけど
想像するだけで怖すぎたので考えるのをやめた。

乾燥【rs】→←そういうところが【sly】



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:桜雪花 | 作成日時:2021年11月25日 23時

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