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神宮大会初戦、青道は4点差をつけて勝利。そして試合後、渡辺・御幸はマネージャーと食堂でスコアブックを見ていた。
梅本「外だとこうでしょ?球種は色を分けて」
渡辺「へぇ..」
梅本「これは貴子先輩のオリジナル!あのクリス先輩も驚いてたしね!」
夏川「ね!さっちんも大分慣れてきたんじゃない?」
渡辺「これだとコースもわかるし本当すごいよ!」
御幸「んー、でも貴子先輩に比べたらまだ読みずらいよ」
梅本「そ...そうかな。やっぱり」
夏川「さっちん負けないで!」
梅本「そっちはどうだったの?初めてスタンドから見た試合!」
御幸「まぁ、いつもと違うし面白かったよ」
御幸はつまらなさそうな顔をしてスコアブックを見ている。
渡辺「でも、やっぱ物足りなかった?静紀が活躍した時、御幸いつもより面白くなさそうな顔だったよ」
夏川「たしかに!グラウンドに居る時は絶対に笑顔なのにね」
梅本「今日の静紀と東条すごかったもんね!」
夏川「それに、御幸君声も小さかったしね」
その後御幸は3人にからかわれ、少し疲れた顔で自室へ戻ってくる。
静紀『おかえり』
御幸「ただいま」
静紀『なんか疲れてる?』
御幸「ん。静紀のが疲れてるだろ」
静紀『今日はね、ちょっと疲れた』
新庄はベッドで横になり御幸を見上げている。
御幸「ちょっとつめろ」
御幸は新庄をベッドの奥にやり自分も横に寝転ぶ。
静紀『ふふ...甘えたさんだ』
御幸「来年、1年入ってくんのか」
静紀『同じ部屋に?』
御幸「おう」
静紀『良い子だといいね!2人の期間もあと少しだねぇ』
御幸「あー!来年も2人部屋が良い!」
静紀『俺も!一也、後輩が居ると弱い部分見せないから、また1人で抱え込みそう。だから、少し心配だな』
御幸は急に起き上がり新庄に覆いかぶさるような姿勢をとる。
御幸「俺はこういう事出来なくなんのも嫌だ」
新庄は目を大きく開き驚いた表情をするもすぐに目を細めて笑い、御幸の頬に手を伸ばす。
静紀『一也、本当俺のこと好きね』
御幸「...すげぇ、好き」
静紀『一也といい、もっちといい..俺にはもったいないね』
御幸は笑う新庄に口づけをする。
(御幸「(いつかお前に俺を好きだと言わせたいし、俺だけを見ててほしい)」)
(静紀『(君には男の俺じゃなくて...女の子と幸せになってほしいんだよ)』)
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連夜 - ホントもうヤバイくらい好き。神作としか言いようがない。小さな怪物もとっくに読んでます。応援しています。 (6月7日 2時) (レス) @page25 id: 433cf63c41 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなぽー(プロフ) - このお話ほんとに好きです!!!!もうすでに五回以上は読み返してます。すごく読みやすいしほんとに好きです!!!!連載当初から読んでて一番好きです!!ACT 2の由依くんとか奥村との絡みがめちゃくちゃ楽しみです!!更新楽しみにしてます!!! (2021年8月3日 15時) (レス) id: 42cc65e18d (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - いずもさん» ありがとうございます!ただいまです!これからもよろしくお願いします! (2020年12月14日 6時) (レス) id: 6d0697951d (このIDを非表示/違反報告)
いずも(プロフ) - おおおおかえりなさい!(喜) (2020年12月13日 16時) (レス) id: c8295f08c4 (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!また頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2020年12月13日 10時) (レス) id: 6d0697951d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にこさん25 | 作成日時:2020年2月3日 22時