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試合は進み、烏野のサーブは山口。
山口の打ったボールは尾白の前へ。
尾白はレシーブするもボールはコートの外へ飛んでしまう。
得点は22-23で烏野がリード。
侑「うわー！やられた！！」
銀「うっさいわ！侑！」
侑「ん？」
尾「すまん！！」
銀「ほれ、見てみ」
尾白は手で顔を隠し下を向いている。
『おい！！アラン！どこかまえてんねん！こうやろ！こう！』
一ノ瀬は尾白の横で構えの姿勢を見せている。
治「元気やな。ほんま」
角「レシーブに関しては鬼コーチだからね」
2本目も尾白の方へサーブが来るが、次はしっかりボールを捕える。
『そうや！それや！ええぞ！アラン！』
尾「よしッ」
侑「ナイスレシーブ！」
侑は大耳にトスを上げスパイクを決める。
続く烏野の攻撃も角名がブロックして抑える。
『ナイス！角名！』
一ノ瀬は二ィっと笑い角名に手を出す。
角名はその手を軽くぺチンと叩く。
『性格の悪さがよぉ滲みでとってええ！』
角「それ褒めてないでしょ」
『あほ抜かせ。ええ意味や！ええ意味』
角「あっそ」
『潰すなら今やろ』
角名は一ノ瀬の顔をじぃっと見る。
『あ？なんや？』
角「優くんも‶いい性格″してるよね」
『くっふふ。お前と一緒やな』
角「はぁ？...かわいッ...」
『何か言ったか？』
角「一緒にしないで」
『なんでやねん！！』
そして稲荷崎のサーブは侑。
コ「サーブは5番狙ってこ。5番は今日気持ちよく決まった場面があんまない。引きずり下ろすなら5番からや」
侑は田中に向かってサーブをするもそれを読んでいたかのように西谷がカバーに入る。
侑「なにぃい！？」
『(ええやん！ええやん！西谷君)』
澤村のバックアタック――
ボールは尾白の腕に当たりコートの外へ。
尾「すまん！！」
一ノ瀬はそのボールに飛びつくようにジャンプをしてボールをコートの中へ戻すも攻撃には繋がらず。
治「優くん。大丈夫？」
『あてて...膝ずりむけや。最悪』
ぱんぱんとズボンをはたき、治の手を掴んで立ち上がる。
治「ナイスレシーブ」
『おう』
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作者名：みる | 作成日時：2022年12月5日 21時
