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赤side
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神ちゃんを車椅子に乗せ、近くを散歩して家に帰り、夜勤帯のヘルパーさんと交代して、俺は家に帰った。
神ちゃんと最後に会ってから、しばらく経った頃。
俺らはツアー期間真っ只中。
ツアーもあと残す所2公演。オーラスを4日後に控えている中、雑誌の撮影をしていた。
そんな時だった...。
マネージャーから耳を塞ぎたくなるような一報を受けた。
「神山さんが病院に運ばれました。」
一応、何かあった時用にと神ちゃんが辞めてからもマネージャーとは連絡を取るようにしているが、本当にこういう事が伝わる日が来るのはもっと先だと思っていた。
たまたま全員での撮影だったから、勿論みんなにもその情報が行き渡り、撮影をどうするか悩んだ結果、みんなで協力して巻けるだけ巻いて、ちゃんと最後までしっかりやろうということになった。
そして、みんなで巻けるだけ巻いて急いで神ちゃんのいる病院にみんなで向かった。
病院に着くとすぐに担当の先生が説明してくれた。
今、神ちゃんは重度の肺炎を起こし自分で息することが出来てないと言われた。
このまま放っておけば、息が出来なくて明日には亡くなる。
だけど、気管切開をして治療すれば今後も生きていけると言われた。
ツアー期間で会えなかった間に病気の進行は思ったよりも進んでいたみたいで、最近は呼吸筋も弱くなって、その影響から肺炎を起こしたみたい。
先生にはみんなで話し合いたいと言い、病室に入れてもらった。
病室にいた神ちゃんは、意識はあるものの息が出来ないから口から太い管を突っ込まれ、喋れない状況だった。
重「神ちゃん...。」
病室に入って、ベッドの横に行くと俺を見つめてすぐに横に視線をずらした。
その視線の先にはひらがな50音が書かれた透明のボードがあった。
重「これ使って喋るんか？」
神「(瞬き1回)」
神ちゃんは慣れた様子で伝えたい内容の言葉を視線で伝えてくれた。
神「ご、め、ん、ね」
重「謝ることちゃうよ。
神ちゃんさ急やけど、どうしたい？」
神「わ、か、ら、な、い」
こう言われた瞬間、簡単に生きて欲しいとは言って良いものなのか分からなくなった。
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小夏(プロフ) - 優さん» 優様、コメントありがとうございます。御指摘頂いた箇所を修正致しました。御丁寧に教えて頂きありがとうございました。 (2022年7月16日 14時) (
レス) id: 3e3a3334da (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリジ/ナルのタグをきちんと外していただくようお願いします。作品を作られる際はルールをよく確認されて下さい (2022年7月16日 14時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小夏 | 作成日時：2022年7月16日 14時
