＊ ページ17
緑side
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発作が終わったと思ったら、今度は熱が出始めて咳も出てきてしまった。
最初は兄ちゃんも様子見で居てくれたけど、どんどんしんどくなる一方で結局病院行きになってしまった。
病院に着くと、すぐに診察やら検査やらを受けさせられた。
終わってからは、ちょっとした病室みたいな所で解熱剤の点滴と酸素を送る為の鼻カニューレを付けられた。
その間、兄ちゃんは違う部屋で担当の先生と話をしていた。
少しすると、兄ちゃんと先生が部屋に来た。
医「智洋くん、調子はどうかな?」
智「すぉ、し、ぁうに、な、た(少し楽になった)」
医「そっか、それはよかった。だけど、今日から暫く入院して欲しいんだ。」
智「ぁん、え?(何で？)」
医「今、智洋くんは軽めの肺炎を起こしているんだ。前に肺炎を起こした時に言ったこと覚えてるかな?」
俺は半年くらい前に肺炎になった。その時は今日よりももっと酷かったんだけど、その時に俺は先生から
『次、また肺炎になったら気管切開をすることになる』と。
その事を思い出した俺は、ゆっくりと瞬きを1回した。
医「さすがに今日は熱も出てしんどいと思うし、急にやるのも気持ちが追いつかなくなってしまうから、本当にするのかよくお兄さんと話してごらん。」
そう言って、先生は俺らに会釈をして病室を出た。
照「智洋、ゆっくりで良い。正直な気持ちを兄ちゃんに教えて欲しい。」
俺は動かしづらい口と舌を必死に動かしながら、生きたい気持ちはあるけど、何も出来ない何も伝えられなくなるのが嫌だ、そして何より兄ちゃんの時間を奪ってまで生きていいのか分からないという気持ちを正直に全部話した。
俺が話してる間、聞き取りづらいだろうに兄ちゃんは何も言わず、俺の目を真っ直ぐに見ながら、うんうんと聞いてくれた。
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小夏(プロフ) - 優さん» 優様、コメントありがとうございます。御指摘頂いた箇所を修正致しました。御丁寧に教えて頂きありがとうございました。 (2022年7月16日 14時) (
レス) id: 3e3a3334da (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリジ/ナルのタグをきちんと外していただくようお願いします。作品を作られる際はルールをよく確認されて下さい (2022年7月16日 14時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小夏 | 作成日時：2022年7月16日 14時
