【魔法科高校の劣等生】私は深雪の姉5

新人戦〜眩惑の水路〜2※視点なし(途中で戻ります) ページ31

ミーティングルームを使用しているのは一条将輝が在籍している第三高校

女子生徒｢…じゃあ
一高女子の上位独占は個人技能によるものじゃないってこと?
一条くん｣

将輝｢ああ
他に要因があると思う｣

女子生徒｢それって一体…｣

将輝は吉祥寺を見て彼が説明した

吉祥寺｢エンジニアだね
相当凄腕のエンジニアがついてるんだと思う
あの優勝した選手のデバイス
あれは汎用型だった｣

第三高生｢え!?｣

男子生徒｢照準補助機能がついた汎用型なんて聞いたことがないぞ!?｣

汎用型のデバイスという事実に驚く三高

吉祥寺｢去年の夏
デュッセルドルフで発表された新技術だよ
実用に耐えるレベルじゃなかったけどね
でも今回は違った
あの機能がエンジニアの腕で実現しているのだとしたら…｣

将輝｢到底
高校生レベルじゃない
バケモノだ｣

男子生徒｢ま…
将輝にそこまで言わせる相手なのかよ…｣

将輝｢そいつが担当する競技は今後も苦戦するだろう
少なくともデバイス面で大きいハンデがあると考えるべきだ｣









新人戦 一日目
女子バトル･ボート
＜新人戦･予選＞

アナウンス｢＜これより本日最終レースを行います
第一高校
光井ほのかさん＞｣

深雪｢これがお姉様の作戦ですか…?｣

雫｢私たちも…?｣

あずさ｢視界が悪くなりませんか?
レンズに水飛沫がついちゃうし…｣

ほのかが付けてい色の濃いゴーグルを深雪達と中条先輩にも付けてもらった
もちろん私も付けている

あずさ｢それに光井さんのCAD…
光学系魔法を沢山準備してましたけど
この競技ではあまり意味がないのでは?｣

玲『他の選手を直接妨害することが禁止されていますが水面への干渉は問題ありません』

深雪･雫｢｢…?｣｣

アナウンス｢＜それでは試合スタートです
用意──
スタート!＞｣

バッ カッ

他校選手｢きゃああ｣

ほのかが水面に発動させた魔法により目をやられた相手選手達
その隙をついてほのかが飛び出した

一科生｢水面に光学系魔法を仕掛けたのか!?｣

一科生｢その隙に飛び出したぞ｣

まだ相手選手達は視界が回復せずスピードが出ていない

あずさ｢…こういうことだったんですね!｣

玲『水面に干渉するというと水面の動きばかり意識が向きがちですが目くらましもルール範囲内でしょう』

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