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第一話 人生万事塞翁が転生 ページ5

文ストの世界に転生したことが判明した後、



私は横浜の街を彷徨っていた!

夢小説のトリップものみたいに出会ったキャラ達に気に入られるとか、私には有り得ないからね。美少女になったわけでもないし。
まあ、つまり行く当てがないのだよ!しかもアイアム一文無し!

歩を進めるたびに、だんだんと興奮が先行きの不安に変わっていっているような気がして、足取りが重く感じ始めた、その時。
一組の男女が目の前を通り過ぎて行った。私は思わず彼らを目で追ってしまった。


「速くいきましょう兄様、電車に遅れてしまいますわ!」
「ま、待ってよナオミ〜」



谷崎兄妹イイイイ!!

あぁ・・・・・・いいもの見た・・・・・・。
さっきまでの足取りが噓のように軽くなり、私はスキップしそうな気分にまでまた舞い上がったのだった。





相変わらず横浜の街を彷徨っている私。
だが、最推しである太宰さんに加えて国木田さん、そして谷崎兄妹を見ることが出来たので、もうこのまま野垂れ死んでもいいのでは、と悟りのようなものを開き始めていた。

ふと、空を見上げた。
水彩絵の具をのばしたような雲一つない青空が広がっている。

「綺麗・・・・・・」
ぽつりとそうつぶやいた。
平和っていいな、としみじみしていたその時。




バアン!!



突然、何かが大きく破裂したような音が耳に飛び込んできた。あまりの音の大きさに、脳みそがぐわんぐわんと揺れるようだ。
「(銃声!?)」
直感的にそう感じた。そしてすぐ近くで悲鳴が聞こえ、その方向を見た時には、
武装をした男達6人が、私達周りの人間に銃口を向けていた。

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ニコ(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります! (2018年9月29日 16時) (レス) id: 3298d86e75 (このIDを非表示/違反報告)
かき氷(プロフ) - ニコさん» はい!コメントは消しておきました!!再新頑張って下さい!!応援してます!! (2018年9月29日 15時) (レス) id: 2d2e894556 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!フラグ外しました。気づいていなかったので、助かりました。 (2018年9月29日 15時) (レス) id: 3298d86e75 (このIDを非表示/違反報告)
なつ。(プロフ) - 面白いです! でも、オリフラついているので、作成画面で再確認お願いします。 (2018年9月24日 20時) (レス) id: d5d4dc728a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニコ | 作成日時:2018年9月17日 16時

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