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Aside
A「じゃあ、行きましょうか」
智洋「あっ、、、」
A「え？？」
智洋「その歌、、」
A「歌？？」
智洋「うん、流してるやろ？？
それ、俺のバンドの歌。
ロックなんて聞くんやね〜。なんか意外やわ笑」
そう言われて初めてイヤホンを取ったまま、
音楽は流しっぱだったことに気づく。
A「あ、、イヤホン」
智洋「おん、盛大に音漏れしてるで笑
そんな大音量でロック聞いとったら耳悪なんで。」
A「あっ、、」
智洋「ふふ、、急にごめんごめん。」
A「いや、、てか耳いいですね。」
智洋「そうかな〜、まぁ、耳はええ方かも知らん」
良い方なんかじゃない。
付き合ったから確信したけど、
多分、ともの耳は犬並に良い。
智洋「そういえば名前聞いてなかったな。
俺は神山智洋って言います。」
A「神山さん、、
私は白城Aです。」
「じゃあAちゃんや」って笑うとも。
まさかの出会った瞬間から下の名前呼び。
対して私は付き合ってからもなかなか
「神山さん」呼びが抜けなくて.....
何回ともに「ええ加減名前で呼んでや」
って言われただろう。
そっから歩いていくうちに色んな情報を知った。
ロックバンドでギターをやってること。
最寄り駅が2駅しか変わらないこと。
同い年だったこと。
初めてあった見知らぬ男性なのに、
なぜかなんでも話せちゃう自分がいた。
ともは、仕事でミスをした私を
優しく励ましてくれて、、
その時点で私はともに
恋をしていたのかもしれない。
これが、ともと私の出会い。
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作者名：虹恋 | 作成日時：2020年7月1日 7時
