彼は全盲のバンドマン【JW】《緑》 (ページ12)

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智洋side

A「あっつ！！
やばい、体冷えてたのに一気に暑くなった。」

智洋「ほんまやなー。気温差えぐいわ。」

かき氷はどっちも美味しかった。

氷もめっちゃふわふわで、甘くって最高やった。

A「私ちょっと仕事で
この後呼ばれてるんだよね。

多分すぐ終わると思うから
夜ご飯は一緒に食べれると思う！」

智洋「わかった。休日出勤頑張って！
ご飯テキトーに作っとくから」

A「ありがとう！
とものご飯楽しみー！

じゃあまた後で！！

、、、、迷わないで帰ってね笑！！」

智洋「大丈夫やから笑！！！
こっからはさすがの俺でも帰れる！笑

バイバイ！また後で！！」

Aちゃんには「大丈夫」って言ってるけど、
夏は意外な天敵がおるから
1人で歩くのが不安やったりする。

意外な天敵とは何かって？

それは「セミ」

あいつらうるさいねん。

音を頼りにしてんのに
周りの音平気でかき消してくる。

音が聞こえなくなると
方向感覚失っちゃったり、
車道に出ちゃうこともあるから気をつけないと。