ヒロインは自分じゃないのに

ーー１９ ページ19

「あの今、るなって言いました？」

る「はい？あ、そういえば、挨拶してなかったですね。
　 るなはるなって言います！」

「あ、そういえば、自分も言ってなかった。
　Aです。…じゃなくて、からぴちのるなだよね？」

る「そうですけど…もしかしてるなのファンですか？」

「そうじゃなくて…」

る「じゃあ、なんですか？」

「う〜ん…」

関わることをやめたなんて、言えないよ。

？「るな！大丈夫か！」

る「あ！きました！」

「…！」

？「本当にるなを助けてくれて有難う御座います…ってAさん？」

る「？…そうですけど、二人って知り合いだったのですか。」

よりによってなんで、君なの。

「知り合いというか…なんというか、」

る「ふ〜ん、あ、そうだ、せっかくだし、
　 お礼したいので、お茶しましょう♪るな天才！
　 いいですよね？じゃぱぱさん？」

じ「え、まぁ、るながそういうなら…」

「るなちゃん、誘ってくれるのは嬉しんですけど、
　これから用事があるので、お茶はできないです。」

る「そんなぁ(・へ・)…じゃあ、連絡先交換しましょ！
　 空いてる日にお礼したいので！」

「そいうのは、受け付けてないので、」

私、僕、などはもうその場から逃げようと思って
軽く会釈してから走っていった。

る「あ、」

じ「るな、行こうか。」

る「嫌です！Aさんに絶対お礼したいですぅ！」

じ「一旦帰ろうか、どうしてAさんと顔見知りなのか
　 話してあげるから。」

る「むぅ…わかりました。」

るな仲良くしたかったのに…

バレンタインデーpart1（番外編）＊→←ーー１８＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す