かわいい子には要注意１０ ページ42
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ずっと仮面を被り続けていた莉子ちゃんが本音で話してくれた。私も、本音でぶつかるしかない。
「Stellaと私は釣り合ってない。それは、わかるよ。私もそう思う。でも、何の努力もしてないわけじゃない。皆と仲良くなろうと、必死に頑張ってる。」
「だから、私は報われたって言いたいの！？」
「違うよ！でも、こんなやり方は間違ってる。莉子ちゃんは可愛いし、胸も大きいし、私よりずっとStellaに釣り合ってると思う。だけど、他の人を蹴落として成り上がろうとしている人を賢二郎が好きになるはずない！それじゃいくら可愛くても心は汚いままだよ！」
思ったことを全部言うと、莉子ちゃんも京治さんもぽかんとした顔でこちらをみていた。つい、感情的になって余計なことまで言っちゃったのかもしれない。どうしよう……！
「その通りだ。」
「え……？」
「私、Aセンパイに嫉妬してた。可愛くて、性格がよくて、皆を惹きつける才能を持ってるAセンパイに。近くにいたから、賢二郎センパイが気に入る理由も凄くよくわかってた。」
本当はお気に入りなんじゃなくて、義妹だから女嫌いの賢二郎に女として意識されてないだけなんだけど……。
余計なことを言うと京治さんに釘を刺されそうなのでぐっとこらえる。
そうしている間に、莉子ちゃんに頭を下げられて、驚いた。
「ごめんなさい……！退学処分をAセンパイのおかげで免除してもらったのに、また酷いことを言ってしまって、許されないことをしたのは分かってます。本当にごめんなさい。」
「か、顔を上げて！……分かってくれれば、それでいいから。莉子ちゃんさえ、良かったら私とまた友達になってくれないかな。今度は上辺だけじゃない、本物の。」
そう言うと、莉子ちゃんは笑った。
「ホント、馬鹿なセンパイ。」
莉子ちゃんとも友達になれた(多分)ということで、家に帰るために生徒会室前の廊下を京治さんと歩く。
「そういえば、昨日保健室にいたとき英の雰囲気が怖かったような……？気のせいですかね？」
「英、相当賢二郎に怒ってたからね。」
「えっ！？」
「ファンの統制制度を作った賢二郎が悪い。ぶっ殺す。ってね。」
あの英がぶっ殺すなんて。私の知らないところで、喧嘩でもあったのだろうか。
「どうして、そこまで……」
「決まってるじゃん。」
はてなマークでいっぱいの私に赤葦さんは微笑む。
「Aのことが、みんな大好きで大事だからだよ。」
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一(プロフ) - 氷翠さん» 夢主は生粋のいい子ちゃんにしてみました。 読んでくださりこうしてコメントくださることが一番嬉しいです。 更新頑張ります！ (2019年12月27日 9時) (
レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 輝星さん» ありがとうございます。ときめいてもらえて嬉しいです。更新頑張ります……！ (2019年12月27日 9時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 夢主様良い人すぎて泣いた。大好きになりました！登録できないのが悔しい・・・更新頑張ってください！！ (2019年12月25日 20時) (レス) id: 3f35ea9ba7 (このIDを非表示/違反報告)
輝星(プロフ) - とっても素敵でめちゃくちゃトキメキまくってました！すごく大好きです！語彙力なくて全然言えないのが悔しいです。更新頑張ってください！楽しみに応援してます！ (2019年12月25日 2時) (レス) id: 5fda6ee181 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 神月さん» ありがとうございます。地の文が多くて読みにくいところもあると思いますが、そういってもらえて嬉しいです…！頑張ります。 (2019年12月17日 19時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2018年5月4日 17時
