【HQ】アイドルの兄たちに愛されちゃってます。【赤葦/白布/国見】

Stellaと学校生活４ ページ25

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「Stellaと仲良くなったんだ！？羨ましい……！」
「仲良くって程でも……それに、今日の朝もたまたま遭遇しただけだし……。」
「それでも凄いよ。流石、私らのAだわ！」

クラスの女子がみんな祝ってくれた。A組の誇りだって。……確かに、クラスや学年が違うと関わりなんてまずないもんなぁ。今日の朝の女の子みたいなことをしないと、一言も交わせやしない。そういえば、あの子どうなったんだろう。Stellaファンに変なことされてないかな。

「それで？間近で見た京治さんはどうだったのよ。」
「えっ！？」
「Aの推しじゃん！どうだった？」

Stellaは箱推しの気分で推していたが、その中でも最推しは京治さんだった。あの爽やかな笑顔に、大人な雰囲気。一目見ただけでチカチカしてしまう。

「……最高でした。」
「うわぁ〜〜、予想はしてたけどやっぱいいなぁ！！私も英くんと喋れたりしないかなぁ。」

英と聞いた瞬間、昨日後ろから抱きしめられたことをふと思い出して、顔に一気に熱が集まる。
英にとって、アレはいつものことでもファンや私にとっては普通じゃない……！
というかまず、よく分からない私みたいな女がStellaと義理の兄妹で一つ屋根の下で暮らしてること自体がファンにとっては発狂モノだ。良くて刺される。悪くて刺される……！口が裂けても絶対に言えない。
首をふるふると振るわせて、頰を抑えた。まだ熱い。

「どうしたの？A。」

「みんな、席に着きなさい。今日は体育祭の係を決めるわよ〜〜。」
「えええ……もうそんな時期？」
「ほら、早く席に着いてーー！」

みんなからの質問責めから逃げることが出来てほっとため息をつく。体育祭か〜〜。今年もStellaは学ランを着て、応援団をするのかな。去年大盛り上がりだったから、今年もやって欲しいな。
体育祭は面倒だけど、Stellaのかっこいい姿は見たいって思っちゃったり。





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