ドキドキの同居生活７ ページ16
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「できた……！」
ハンバーグ、添え野菜、味噌汁、菜の花の辛子和えに白布くんが買い物カゴに入れたと思われるしらすを小皿に並べて今日の夕食は完成した。
食器等は高そうなものが、既に食器棚にしまってあったため、そこから拝借させてもらった。
Stellaに食べてもらう一日目の夕飯だから、いつも以上に気合を入れて、かなり良い出来栄えである。
「おいしそうな匂い……わぁ、すごい！これ全部Aが作ったの？」
匂いにつられてやってきた国見くんはキラキラした瞳をこちらに向けた。
か、かわいい……！その顔が見れただけで、今日のご飯は頑張った甲斐があった。
「そうだよ。国見くんたちのお家にいるシェフに比べたら、全然ダメだけど……」
「そんな事ない。シェフの料理に負けないくらいAの作った料理は美味しそうだよ、すっごく。」
「国見くんっ……！！」
泣きそうである。
自分の料理を褒めてもらった事なんて一度も無かったから……と、いうより褒めてくれる相手がまずいなかったから、国見くんの言葉が胸にじーんとくる。
盛大に喜びつつ、他の二人を呼びに行こうとリビングから出ようとすると、突然、国見くんに後ろから抱きしめられた。
訳もわからず、体が硬直する。
……え？もしかして、アイドルってこういう発作があったり……？
キャラ上の発作、みたいな。国見くんだと「寂しかった……」とか？
って、そんなものあるわけないよね！じゃあ、なんで私を抱きしめるんだ。
かれこれ考えて体感時間は5分、実際は30秒ぐらいだと思う。その間、私は硬直状態。
離れてくれるまで待とうと思っていたが、一向に離れそうな感じがしない。
赤葦さんや白布くんが来ても困るし、勇気を振り絞って声をかけてみた。
「あの、国見くん。大丈夫？」
特に返事もなく、腕がするりと離される。え。何もなしですか。もしかして、遊ばれてる……？
そう思いながら、顔を上げると意外にも照れた顔の国見くんがいて、私にまで熱が移ってきそうになる。
……国見くんも、こんな顔するんだ。
視線を私から逸らしたまま、髪を片手でいじっている国見くんは照れ臭そうに言った。
「なんかさ、抱きしめたくなっちゃった。」
心臓が何個あっても持たないと、私の体温はみるみるうちに上昇していった。
きっと赤くなっているであろう顔が見られないように「他の二人！！呼んできますので！」と何故か敬語になりながらも、階段を急いで駆け上がった。
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一(プロフ) - 氷翠さん» 夢主は生粋のいい子ちゃんにしてみました。 読んでくださりこうしてコメントくださることが一番嬉しいです。 更新頑張ります！ (2019年12月27日 9時) (
レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 輝星さん» ありがとうございます。ときめいてもらえて嬉しいです。更新頑張ります……！ (2019年12月27日 9時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 夢主様良い人すぎて泣いた。大好きになりました！登録できないのが悔しい・・・更新頑張ってください！！ (2019年12月25日 20時) (レス) id: 3f35ea9ba7 (このIDを非表示/違反報告)
輝星(プロフ) - とっても素敵でめちゃくちゃトキメキまくってました！すごく大好きです！語彙力なくて全然言えないのが悔しいです。更新頑張ってください！楽しみに応援してます！ (2019年12月25日 2時) (レス) id: 5fda6ee181 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 神月さん» ありがとうございます。地の文が多くて読みにくいところもあると思いますが、そういってもらえて嬉しいです…！頑張ります。 (2019年12月17日 19時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2018年5月4日 17時
