ドキドキの同居生活５ ページ14
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「そうとは言ってな……」
「いや、言ったな。俺にはそう聞き取れた。言ったこと後悔すんなよ。次、何。」
「……お醤油です。」
キレ気味の白布くんは調味料のコーナーの方へとと進んで行った。置いていかれる私と赤葦さんと国見くん。
……って、早く追いかけないと！
赤葦さんで学んだ。この人たちは生粋のお金持ち。もしかしたら、スーパーで迷子になるかもしれないし、それ以前にアイドルを一人にさせるのは危険だ。ファンに囲まれでもしたら収拾がつかない。
小走りで私も白布くんの後を追いかけた。
意外にも、白布くんは普通に買い物ができ、予想より早く買い物は終わった。もしかして、赤葦さんが天然なだけ……？
お金は一ヶ月分の生活費を、一条さんに貰っているらしくそこから出して貰う事になった。
……茶封筒がとても一ヶ月分とは思えないほど、膨らんでいたことには触れないでおこう。
レジで店員さんに商品をスキャンして貰って、隣には国見くんが付いてくれている。
少し離れたところで待ってると言った赤葦さんと白布くんの方を見ると、ファンらしき女の子たちに声を掛けられていた。変装してるとはいえ、オーラがあるもんなぁ。小さなスーパーだと余計目立つし。
「あの、賢二郎くんと京治くんですか？」
「えっ……と、ハイ。」
「私たち大ファンなんです！良かったら、握手して貰えませんか！？」
赤葦さんと白布くんは笑顔でファンの子たちの握手に応じた。仕事以外でもあんな風に対応して、アイドルって凄いなって思う。
嬉しそうな女の子たちの表情を見ると、改めて住む世界の差を感じさせられた。
親同士が結婚したからと言って、私が同じ世界に行けるわけないのだ。
お母さんは女優、一条さんは大手アイドル事務所の社長さん、義兄たちはアイドル。
私、私だけがただの一般人。
胸がつーん、と痛くなる。私はみんなのそばに居てもいいのか不安になった。
「A、どうしたの？」
二人をじっと眺めていた私を不思議に思ったのか！国見くんが声を掛けてきてくれたが、返す言葉が見つからなくて。黙ったまま、店員さんにお金を払って買い物カゴを持った。
慌てて国見くんはついてきて、私の持っていたカゴをひょいと奪った。
「女の子が重いもの持っちゃだめ。お兄ちゃんに頼って？」
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一(プロフ) - 氷翠さん» 夢主は生粋のいい子ちゃんにしてみました。 読んでくださりこうしてコメントくださることが一番嬉しいです。 更新頑張ります！ (2019年12月27日 9時) (
レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 輝星さん» ありがとうございます。ときめいてもらえて嬉しいです。更新頑張ります……！ (2019年12月27日 9時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 夢主様良い人すぎて泣いた。大好きになりました！登録できないのが悔しい・・・更新頑張ってください！！ (2019年12月25日 20時) (レス) id: 3f35ea9ba7 (このIDを非表示/違反報告)
輝星(プロフ) - とっても素敵でめちゃくちゃトキメキまくってました！すごく大好きです！語彙力なくて全然言えないのが悔しいです。更新頑張ってください！楽しみに応援してます！ (2019年12月25日 2時) (レス) id: 5fda6ee181 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 神月さん» ありがとうございます。地の文が多くて読みにくいところもあると思いますが、そういってもらえて嬉しいです…！頑張ります。 (2019年12月17日 19時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2018年5月4日 17時
