降谷さんとの出会い１３ ページ13
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「子供が一人と、ガタイの良さそうな男……ここで何をしている。」
「１２月２４日、日本人二人を殺したのは誰だ！」
一切動揺を見せず、そう尋ねると。男は考え込むような仕草を見せた。
「ああ、思い出した。俺だよ。」
男はそう言い満足そうに笑った。
護衛ではなかったの？お母さんやお父さんが、ただの格下の、護衛にやられるはずがない。ということは、幹部より上の位の者だろうか。
両親を殺した奴に会えるとは。運が良いのかもしれない。怒りを抑えて、頭を冷静にする。降谷さんというストッパーがいる状態で、こいつをどう殺そうか頭の中で作戦を練る。
「中々センスはあったが、あいつらは優しすぎた。子供を助けるために女も男も犠牲になって、ホント……笑える。」
手のひらを握りしめる。男は殺した日本人と私に何らかの関係があると踏んでいるのだろう。これは挑発だ。挑発に乗って、冷静さを欠いてしまえば元も子もない。
「逃げろっ！A！こいつは幹部だ、お前が勝てる相手じゃない！」
「逃がすものか。まずはお前からだ。」
パンッ、と乾いた音が響いた。目の前で降谷さんが地面に手をつく。
床に広がる鮮血。初めて目の前にしたリアルな血に喉がひゅっと鳴る。
降谷さんの足が、撃たれたのだった。
しかし、降谷さんはそんな怪我など物ともせず立ち上がり、男の攻撃を防いだのち男の顔に一発パンチを入れた。
「やるじゃねえか。」
口から血を流している男が愉しそうな声でそうつぶやくと、男は降谷さんの足にもう１発、２発……と銃弾をぶち込んだ。人を傷付けるという行為に全くの躊躇いがない。これがマフィアのすること。
降谷さんは顔を歪めながら、唸り声をあげる。
「お前は中々筋がいいようだ。俺も鬼じゃない。お前がこのファミリーの一員になると、約束するならばこのガキだけは助けてやってもいい。」
「逃げろ、A！お前が助かるなら、俺の命なんて安いものだ。」
怪我をしている降谷さんを置いて逃げる？
降谷さんは優秀だから、マフィアに捕まったあとでも逃げ出せるかもしれない。
……いいのか、本当に。それで後悔しないか。
目の前の男を殺すためにここに来たんだ。今、引き下がってどうする。震える足を抑え、深呼吸をした。
腰に装備してある銃に触れる。
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春 - 更新停止…降谷さんに残業でもさせられてるんですか？() (5月4日 15時) (
レス) @page31 id: 50b2221609 (このIDを非表示/違反報告)
ばなな( ?)ﾊﾞﾅﾅ(プロフ) - くそぅ、、次はまだないのか……更新いつまでもまってまっせ、赤井さん…|´-`)ﾁﾗｯ (2023年4月3日 6時) (レス) @page31 id: 0b7a4ff9a1 (このIDを非表示/違反報告)
Kaho(プロフ) - うわわわ、、これからって所で、、残念です (2022年11月27日 20時) (レス) @page31 id: 153df11488 (このIDを非表示/違反報告)
Black - 降谷さん尊い…更新してほしいです‼︎ (2022年5月27日 20時) (レス) @page31 id: 45fea12ca1 (このIDを非表示/違反報告)
らら - 更新停止...😭 (2022年4月29日 17時) (レス) @page31 id: 72f8657db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2019年12月1日 21時
