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次の日。腰が尋常じゃないほど痛くて、涙目になりながら体を起こした。さすがに二日連続だらだら過ごすのはやばいと思い、寝ぼけた侑の抱きしめ攻撃を避けて、朝食を作った。
匂いにつられて起きてきた眠そうな侑にも朝食を食べてもらい、行きたくないと駄々をこねる侑を大学へ送り出す。今日、私は講義をとっていなかったため休みである。休みなのに侑のために色々してあげた私えらい。超えらい。
とりあえず、一息つこうとリビングのソファに座ると、テーブルに見覚えのある携帯が。
「あ、侑の。」
私のものではないということは、これは必然的に侑のものということだ。携帯に触れようとすると、ちょうどLINEの通知音が鳴って驚く。
……断じて、浮気の心配などを疑ってるわけじゃないです。
そう自分に言い聞かせて、携帯を表に返すと。「新着メッセージがあります」の文字が。それも何個も。
あの顔にあの身長にあの性格。そりゃモテるか。私のそとを好きなのがまるで夢みたいだもん。そう思うと、傷付いたような、彼氏がモテて嬉しいような。
携帯を忘れるほうが悪いんだし、今回の件は確実に自業自得だ。でも、この無数に表示されているメッセージの中にはもしかしたら急ぎの連絡もあるかもしれない。
んぐぐ……と頭を抱えて悩んだが、どうせ今日は一日暇だし、腹をくくって忘れ物を届けに行くことを決めた。
電車に揺られて、大学に着いた。そういえば、私は侑が何学部なのか知らないことに気づいた。この前会ったのも向こうからだし、侑は私のことをたくさん知っていても、私の方は侑のことをあんまり知らなかった。今日帰ったら色々聞いてみようかな。
見るからに陽キャだし、理系って感じはしないから、文系の学部だろうか……。
考えながら歩いていると、周囲がちゃんと見えていなかったようで誰かにぶつかった。
「す、すみません……!って、あつ……あれ、違う……」
「へえ、初見で俺ら見分けるなんて大したもんやんか。」
侑によく似た関西弁を話す侑似の男性。
そういえば、この前侑が双子の兄弟がいるとか言っていたような……。
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水彩campus - めちゃくちゃ良い作品です!!!侑かっこよすぎ……(ニヤニヤ)更新頑張って下さい!!待ってます(*^^*) (2020年11月29日 3時) (レス) id: d614036431 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - チャイさん» チャイさんありがとうございます。色気ムンムンの宮侑目指して今後も頑張ります……! (2018年11月26日 22時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
チャイ(プロフ) - 色気に溢れた作品ですね……最高です (2018年11月25日 14時) (レス) id: 26170b8b11 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - manaさん» manaさんありがとうございます!楽しんでいただけて何よりです!更新がんばりたいと思います……!! (2018年11月17日 17時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - とってもいい作品ですね!これからも応援してます!!!!!!!!!! (2018年11月16日 20時) (レス) id: a616d0f8f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:一 | 作者ホームページ:https://twitter.com/ninoma_e
作成日時:2018年11月10日 17時