楽屋招待を譲ったら。【浦島坂田船】

屋 ページ2

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１つずつベリベリと銀の袋を開封する。
この時間が、音が好き。なんかドキドキするから。

『あっ！1個目からセンラさん出た！今日運良いかも！』
｢私も推し運強めかもしれんうらたさん出たｰ!!｣

１つずつ１つずつ開封していきお互いの推しが出たら交換していき今手元には20程のセンラさんの缶バッチ。

｢あっ、ねえセンラさんのサイン出たわ｣
『えっまじ？まってうらたさんのサインでたwwww』
｢私達最近運よくない？wwwwはいこーかんwwww｣
『ありがとうwそれな？w』

なんとお互い推しのサイン缶バゲット。
と連番の子が

｢あっ、当たりや。サイン入りTシャツ｣
『えっあんた毎回サイン入り当たってない?』
｢春もTシャツ当たった。サインだらけや最高｣
『いいな私も当たり欲しい。』

べらべらと喋りながら開けていくと残り１０個。
その内１つを手に取り接着部分を引き剥がしていくと白い缶バッチ。

『あっ、まって当たりきたなんの当たり、』
｢え、ま？運強すぎない?｣
『緊張してきた落ち着いて一旦深呼吸』

すーはー、すーはー、と息を吸って缶バッチを恐る恐る引き抜くと

【大当たり！楽屋招待】と書かれた缶バッチ。

『うえっ、え、まって楽屋当たった、えっ、』
｢はっ、まじ！？ほんまや、すっご、、初めて見たこの缶バ｣
『そうそう見ねえよ、、え、まって手めちゃめちゃ震えてるんだが、』

どうやら私。
楽屋招待当てちゃったらしいです。

招→←楽

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