Fate-Grand order- 短編集

異常、依存、共依存 *―クー･フーリン(青槍)―* ページ7

槍ニキがあなたに問いかける形の会話。
―――――――――――――――――――――――


槍「どうだい、調子は」




槍「アンタの白い肌に傷をつけるのだけはしたくなかったんだぜ」





槍「だがまぁ、アンタにはそっちの方が似合ってるぜ?肌が白い分首筋と胸元、太腿につけた華はよく映えるし…何よりアンタは最初からこう望んでいたみてぇだし？」





槍「拒絶しねぇってこたァ望んでたんだろ?アンタは、自分自身の中だろうがこう思ってるはずだ」





“ 自分はどうしようもないダメ人間で、将来性のない自分でも吐き気がする。やりたい事も見つからない、だから私は必要ない。なのに何も出来ないのに幸せになってる自分自身が憎い”






槍「…ふ、更にこう思ってるはずだ」




“ 出来損ないの自分なんか生きてる資格もない。消えてしまえ”




槍「どうだ？図星だろう？」



力なく、しかしどこか嬉しそうに首を縦に振り頷くマスターは壊れそうな白くて綺麗な人形の様に儚くて美しい。



槍「おーおー、可哀想にな」




抱き寄せてから頭を撫でる。次に髪を掬い口付ける





槍「だから泣くなって、悪かったよ」





槍「それに、アンタ俺の事好きみてぇだし」





マスターの好きな声音でそう呟けば顔を赤くして、けれど目の奥には欲(ねつ)のこもった色を浮かべて期待する様俺を見ている。



槍「ふぅん……アンタ、相当俺の事好きみてぇだな?抱.い.て欲しそうに俺を見てるからよ」




俺と同じ事を想ってたんだろう。






俺はマスターを抱.き.た.い。





マスターは俺に抱.か.れ.た.い。





槍「なぁ、もしも、だ。もしも、アンタが嫌でなけりゃあ致すけどよ、どうする？俺?俺はいいぜ、嫌じゃねぇし。寧ろ、アンタの事独占してしまう程好きだしよ」




顔を赤くして小さく頷く所も愛らしくて良いけどよ、その表情はダメだぜ。




その表情は俺の理性を無くすのに十分過ぎる。




槍「ありがとよ、出来るだけ優しくするが……あ?慣れたら優しくしなくてもいいって…はぁ…………もう知らねぇからな」





･






･







･







―――――――――――――――――――――――

兄貴〜!!!好きだよ〜!!ゲイボルグぶちかまして〜!!!!

現世で→←はじめの頃

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す