Fate-Grand order- 短編集

髪と神 ページ11

Aside


「先輩、危険です！早急に離れて下さい！」


金属と金属がぶつかり合い、耳の良い私の鼓膜の一つ前を破りそうになる勢いで戦う。
耳鳴りってレベルじゃない、もう本当に破れそう。


『分かってる！』

彼等、彼女等も歴史を正す為命を捧げる勢いで戦ってるんだ、なら私も捧げるように戦わなくては。
学んだ術を思い出し全力でサポートをする。


「王の話をしよう」

「星の内海に物見の台、楽園の端から君に聞かせよう。君達の物語は祝福に満ちている。罪なき者のみ通るがいい


ガーデン･オブ･アヴァロン」



「では、ジョーカーだ」


ありったけの力を発揮しバンバン宝具を撃つ。

酒呑を見ると体の至る所にかけてかなり目立つ傷を負っていた。仕方ない、チェンジするしかない。


『酒呑！後衛に入って！式さん、代わりに前衛に入って！』


「いややわぁえげつな…よろしゅうな、金のセイバーとやら」

「えぇ、任せて」

この時よく周りを見とけば良かったなぁ。


「先輩!!」


『ッ〜！』


「マスター！」


ヒリヒリと痛む腕と首。
生暖かい液体が流れてくる感触があり、とても不愉快。


それと同時に軽くなる頭。



───────切られた、?


全てを理解した頭はサァと冷えていき、代わりに痛みが迸る。


『ｯ〜！！！！』


痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い


「マスター！……全ては夢と


これが、名残の華よ」




HPが25万のエネミーも消え、辺りからはクリアした音が聞こえる。


「マスター、しっかりしてください！」


マシュの焦る声と1人冷静のろくでなし魔術師の声が聞こえる。

「とりあえず、応急処置だけはしとこう。そうだ、誰かマスター抱えられる子はいるかい？
居ないなら僕が抱えて行くけど、いやぁ女の子抱えるのってなんだか今からやらしい事するみたいで興奮するね」


「「「「「却下」」」」」


「ええっ、そんなぁ」


「うちの方が筋力あるし…よろしおすな？」


「ダメです、お酒飲ませて食べる気でしょう」



「じゃあ、私がマスターを運ぶわ」


「良いんですか式さん？」



「ええ、構わないわ。…ごめんなさいね、マスター」


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因みに、私のIDは832,244,780です。綺蝶と言う名前でやってます！

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