隠れ家ARASHI ページ26
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二「今日は……え？俺に馴染みの深いゲストが来ています、だって。誰だろ」
『こんにちはあー！！』
二「んっふ……もういいよ、わかったって」
『開けてぇー！ニノー！』
二「うるさいうるさい。ほら、自分で入って来なよ」
『おもてなししてくれるって聞いててんけど？』
二「わかったわかった」
(気だるげにドアに向かう二宮)
二「はい、本日のゲストは西野Aさんでーす」
『よろしくお願いしまーす』
二「どの辺が馴染み深いの？俺じゃないでしょ。菜摘ちゃんなら分かるけど」
『菜摘とのツーショットはもう要らんねんて』
二「オマエ、そんなこと言ったらAnD解散させるよ？」
『菜摘取られて嫉妬すんのやめてもらっていい？(笑) 』
二「っはー！！これだから！嫌なんだよ！この人が来るの！」
『なんなんよ』
二「もうね、オマエ、バラエティやめな？黙って歌と踊りと舞台だけやってる方がいいって」
『こんなん言うてますけど、この人、昨日も局で会った瞬間に絡んできましたからね』
二「ほら、そういうとこ」
『なに』
二「言っちゃダメなことまで言うもん」
『今のアカンの？そしたらオフレコで！』
二「古い古い！ジェスチャーが古いんだって」
『村上仕込みやで』
二「あーもうホントうるさいな(笑) 」
『笑ってるやん。好きなんやろ？』
二「いいってもう。企画行くよ。…………満を持してソロツアーを行う、西野Aの素顔とは？！だって。とりあえず座りなよ」
『ありがとー』
二「素顔も何も……そのまんまじゃん。この人」
『あ、そう？結構お亮とかには、外のバラエティ行って帰ってくると、取り繕うなって言われんで』
二「取り繕うってか……自分殺すんでしょ。聞き分けいいフリすんの」
『あー、分かる。流れに身を任せるんよな。……でもそれはニノもやろ？』
二「まあね」
『たまに思うもん。嵐に相葉雅紀と菜摘居らんかったら、ニノってもっと怖い人間なってたやろなって』
二「怖いってなによ」
『もうサイボーグみたいな？全部作りもんのアイドルになってそう』
二「それが相葉さんと菜摘ちゃんで解消されてんの？」
『そう。特に相葉雅紀ね』
二「そのさ、毎回フルネームで呼ぶのなんなの(笑) 」
『いや、分かってて聞いてるやん』
二「そうだよ。困らせたいんだよ。困らせて勢い落としたいの。全力でボール投げてくる自分の扱い辛さ、分かってないでしょ」
『ツンデレやなぁ、ホンマに』
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作者名：藻くずちゃん | 作成日時：2022年8月3日 18時
